君に振り向いてもらうには ページ39
ユウside
俺たちはアリスが用意された部屋に、男女別で放り込まれた。
俺以外の男子たちは風呂へ行っていた。
ア『チトセ君っ!楽しみにしててねっ?』
…あー、俺ってホント一つ一つ影響されやすい男なんだなぁ…
俺はさっきアリスが言ってた言葉に「ハァ…」とため息をついた。
…アリスはきっとチトセが好きなんだろう…
俺は確信している。俺は叶わない恋をしてるんだな、って。
ユ「ホンット俺ってダメな奴…」
ベットの上でごろごろしているとドアが『コンコン』となった。
ユ「どーぞ。」
?「おっ邪魔しまーすっ!」
誰かと思ってバッと起き上がると
?「いたいた。落ち込んでるユウ、はっけーんっ!」
と言って「よいしょ」と座ったのは…
ユ「フウカ…?」
フ「ん?なに?」
ユ「いや、何でもない…で?どうした?」
フウカは「う〜ん…ユウを慰めに来たってとこ?」と唸りながら言う。
ユ「え…」
フ「だってさ〜ユウ、アリスがチトセの手をこう、ギューってしてる時?なんか変だったもん。」
フウカの言う通り、俺は見たくないものを見てしまった。でもまさかフウカに気付かれているとは思わなかった。
ユ「鈍感なお前にも気づかれているとはな。」
と言うと「まっ!鈍感って何よ!」とフウカが反論した。
フ「まあ、今日はいいか。こんな話しに来たんじゃないし。」
フウカらしくない言葉が聞こえてきた。
フ「アリスのこと、チトセにとられるか心配でしょ?」
ユ「…そうかもな…」
俺は、曖昧な答えをしておいた。何故かコイツは俺の好きな人を言ってもないのに、知っている。
俺が本音を言わなくても、絶対わかる。だから曖昧な返事をしておいた。
フ「ユウって意外に、余裕ないんだね…」
ユ「うるせーよ。」
「ふー」っとため息をつくフウカに俺は
ユ「なぁ、フウカは好きな奴いないわけ?」
と聞くと
フ「ハッ!?は、話をそらしちゃd「どーなの?」」
俺がニヤニヤしながら、しつこく聞いたもんだからフウカは『ぐぬぬぬ…』と唸って
フ「…いるけど…何かっ?」
と言ってフンッとそっぽを向いた。
ユ「そーだろーと思った。」
俺はそう言ってゴロリとベットの上で仰向けになった。
ユ「どーやったら、振り向いてもらえるんだろうな…」
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爽(プロフ) - お久しぶりです元・ケイの爽です。お陰様で40,131 hit頂いております、いつもありがとうございます((これからも宜しくお願い致します…! (2021年5月19日 21時) (レス) id: 82f3ba1a1a (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - 皆さんお久しぶりですケイです!!なんと35.498hit頂いております。非常に感激です。これからもご贔屓の程よろしくお願い致します。 (2020年7月13日 17時) (レス) id: b0b3a08d76 (このIDを非表示/違反報告)
ケイ(プロフ) - みるくプリンさん» ありがとうございますっ!!!!本当に嬉しいです! (2020年5月22日 15時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - お待たせしました。「イベント参加者様の作品をアドバイスさせて下さい!」と言う作品に書かせて頂きました。見てくださると嬉しいです!それと、右の☆をポチらせて頂きました。 (2020年5月22日 15時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
ケイ - アイリさん» ありがとー!ちょーうれしいです♪更新が遅くなってしまう日もありますけど…これからもどうか見ててくださるとうれしーですっ! (2018年10月3日 18時) (レス) id: a3939203d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ケイ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/snow17111/
作成日時:2018年8月22日 21時