《43》振り出し 貴方side ページ23
紅葉が色づいてきた10月の秋日和。
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「あ、この前ね、うちに契約執事？
とか言う結構イケメンな人がいたんだけど、
…って、A？聞いてる？」
「え？あ、ごめん。ちょっと自分の世界にｗ」
「もう(笑)」
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お昼、仕事で同期のカエデと近くのカフェのテラスでおしゃべりをしていた時、
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丁度、黒髪の眼鏡をかけた男の人を見かけて、
ほとんど頭の隅に流され、消えかかっていた二宮さんを思い出した。
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“そういえばもう半年も経つんだ。”
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なんて今は懐かしめるくらいになったが、
あの直後は仕事も有休を使ってしばらく休んだほどだ。
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「で？なんだっけ、さっきいってたの。」
「あ、だから、うちに結構のイケメンがいてね？なんかその人契約執事とかいうんだって。」
「へぇ。…え？」
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カエデが言った言葉を一度は頬杖をついて流したが、
途中で思考回路が一点に集中された。
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「今、なんていった!?」
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「え、だからうちにイケメンが来て...。」
「そこじゃなくて！契約執事って言わなかった!?」
「あ、うん。言ったけど..？
それがどうかしたの？」
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「その人なんて名前!?」
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もしかしたら二宮さんにまた会えるかもしれない。
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そうすこし期待を寄せていたのをよそに、
カエデはいわゆるNOという答えをこともあっさり返してきた。
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「えっと、櫻 井、翔、だったような。っていうか私の質問答えてよー。」
「・・・。あ、ごめん。なんか勘違いだったみたい...。」
「そ？あー、契約かぁ。」
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そういって彼女はカフェで売っているサンドウィッチを頬張って、
お先ー。と言い残してカフェから立ち去った。
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これで振り出しだ。
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もう二宮さん会えないのだろうか。
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そう薄々ではあるが感じていた。
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夏海(プロフ) - ☆和泉★さん» いや、いや…そんなこともありますｎ((殴 すまん！ふざけましたｗなんて有難き言葉!!いつもありがとね♪お世辞と分かっていてもマジ嬉しいっすよ＾＾ (2012年6月12日 20時) (
レス) id: b93e028537 (このIDを非表示/違反報告)
☆和泉★(プロフ) - ぬはっ(つд｀)いい話や(>_<｡) (2012年6月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 1783ce7388 (このIDを非表示/違反報告)
☆和泉★(プロフ) - 夏海さん» 涼解です- (2012年5月22日 20時) (携帯から) (レス) id: 1783ce7388 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - ☆和泉★さん» いやいや、こちらこそありがと!!(泣← あ、じゃあ、URLとパスまた後で教えるね♪ (2012年5月22日 20時) (レス) id: b93e028537 (このIDを非表示/違反報告)
☆和泉★(プロフ) - 夏海さん» ありがとう（ω）じゃあ直接書くよ☆ (2012年5月21日 21時) (携帯から) (レス) id: 1783ce7388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏海 | 作成日時：2012年3月25日 22時
