《30》胸の奥の深いとこ ページ11
二宮ｻｲﾄﾞ
俺がキスをすると当然のごとくポカーンと口をあけているお嬢様。
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でもその直後、そんなお嬢様の口から驚くべき言葉が聞き取れた。
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「私、二宮さんのこと好きなんだって。」
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…お嬢様もそういう気持ちだったんですか？
僕、お嬢様をお姉さまに重ねて見てしまうかもしれないんですよ？
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本当はそう聞きたかった。
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けど、お嬢様の涙をみてそんな考えはふっとんでいた。
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「守れてますよ。
もう夏希の分まで。」
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僕に背を向けたお嬢様の背中を見つめ、そう呟く。
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最後に夏希のことをくわえたのは僕がまだ夏希の事を忘れ切れていない証拠。
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それでも僕は君を好きになった。
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きっと夏希に会う前に会っていたとしても。
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「お嬢様、
…あなたは僕のそばにいてくれますか..？
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これからも守って、くれますか？」
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その時、無意識にお嬢様を後ろから抱きしめ、
泣き出していたのは夏希がいなくなった時の不安が甦ったから。
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「…もう裏切ったりしませんよねっ..？」
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この後、自分自身がもう一度お嬢様の思いを裏切ってしまうことになることに
少し気がついていたのは、
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すごく胸の奥の深いところの話。
ラッキーアイテム
革ベルト
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夏海(プロフ) - ☆和泉★さん» いや、いや…そんなこともありますｎ((殴 すまん！ふざけましたｗなんて有難き言葉!!いつもありがとね♪お世辞と分かっていてもマジ嬉しいっすよ＾＾ (2012年6月12日 20時) (
レス) id: b93e028537 (このIDを非表示/違反報告)
☆和泉★(プロフ) - ぬはっ(つд｀)いい話や(>_<｡) (2012年6月11日 21時) (携帯から) (レス) id: 1783ce7388 (このIDを非表示/違反報告)
☆和泉★(プロフ) - 夏海さん» 涼解です- (2012年5月22日 20時) (携帯から) (レス) id: 1783ce7388 (このIDを非表示/違反報告)
夏海(プロフ) - ☆和泉★さん» いやいや、こちらこそありがと!!(泣← あ、じゃあ、URLとパスまた後で教えるね♪ (2012年5月22日 20時) (レス) id: b93e028537 (このIDを非表示/違反報告)
☆和泉★(プロフ) - 夏海さん» ありがとう（ω）じゃあ直接書くよ☆ (2012年5月21日 21時) (携帯から) (レス) id: 1783ce7388 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夏海 | 作成日時：2012年3月25日 22時
