ウチのマネが色々ヤバい件。【青葉城西】

No．6 ページ7

及川と夜凪は、いつも通り屋上に向かう。
屋上の扉を開けると、岩泉と花巻と松川がいた。





「おせーぞー」

「ごめんごめん！ 夜凪が遅くて〜」

「何で俺やねん。 途中、及川が女子に囲まれとったせいやろ」

「これは、及川が悪いな」

「松川の言う通りだな」






こんな会話をしながら、昼飯を食べる5人。
そして、連休中の合宿についての話になった。






「そう言えば、体育館ってどこ使うのかな？」

「夜凪、何か聞いてるか？」





及川と岩泉の質問に夜凪が答える。





「あー、部活で監督か溝口(みぞぐち)くんに聞いとくで」

「おー、了解」





溝口くんとは、青葉城西高校男子バレー部のコーチで、ほとんどの3年生は溝口くんと呼んでいる。






・






放課後、夜凪は及川達より後に部活へ向かう。
その途中、コーチの溝口に会った。






「あ、溝口くん。 丁度ええ所に」

「コーチな！」

「合宿ん時、体育館どこ使うん？」

「聞けよ……。 で、体育館？ ここの使うぞ」

「了解」





夜凪はそう言って、体育館に向かった。

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