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「隣の部屋!?」

って、うちの両親は絶句してる。

ヤバイ…。

隣同士に住んでることは、一番知られたくなかったのに。

もし反対されて、引き離されたらどうしようって、それが心配だったのに。

でも、知られちゃった以上はどうしようもなくて、私も正直に打ち明けることにした。

「あのね…。
私の大学受験の勉強を見てくれたのは、としくんなんだ。
ずっと家庭教師みたいに、勉強を教えてくれて。
入学式のスーツも教科書も文具も、全部、としくんが買ってくれたの。
高校の卒業式も、大学の入学式も、としくんが来てくれた。
もう、私にとってとしくんは、かけがえのない存在なの。」

一気にそう言い切ったら、なんか気持ちが楽になった。

だって、本当のことだもん。

これで、うちの親が反対するなら、私は親と縁切ってもいいよって思うくらいの覚悟で言ったから。






しばらく沈黙が続いた後、お母さんが口を開いた。

「宮田くん、うちの娘がお世話になってありがとう。」

お母さんは泣きそうな顔をしてるし。

私はとしくんと顔を見合わせる。

「Aには何もしてあげられなかったから。
卒業式にも、入学式にも行ってあげられなくて。
でも、宮田くんがいてくれたんだったら、これからも安心できる。
Aのこと、よろしくね。」

お母さんがそう言って、頭を下げる。

「…あ、そんな、全然。」

って、としくんは立ち上がって慌ててるし。

よかったー。

お母さんは許してくれた。

…お父さんは、何もしゃべらないから、どう思ってるのかはわかんないけど。





夕食は終わり、ホテルのロビーまで、またとしくんを見送りに行く。

別れるのが寂しくて、としくんの袖口をギュッと摘まんだまま、離せない。

「A、離してくれないと帰れないし。
それに、お父さんお母さんも、Aが部屋に戻ってくるの、待ってるよ。」

としくんは優しく私の頭を撫でてくれるけど、やっぱり離れたくない。

「今日はなんか…、いろいろあったね。
ごめんね?いろいろ話しちゃって。
なんか、嘘つきたくなかったんだよね。」

「ううん、話してくれてよかった。
お母さんは、としくんのこと、気に入ってくれたみたいだよ?」

「ならよかった。」

って、としくんはいつもみたいに笑ってくれて、

「じゃあ、帰るね。
あと、3回寝たら、会えるからね。」

そう言って、としくんはホテルを出て行った。

何度も何度も振り返って、手を振りながら。

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宮田くん?(プロフ) - わかめさん» こんばんわ!まさか返信をいただけると思っていなかったのでとても嬉しいです( ; ; )!更新楽しみに待っています\(^o^)/ (2017年6月13日 23時) (レス) id: a5a408bf95 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - kanna1015tさん» はじめまして、コメントありがとうございますm(_ _)m長々とお待たせして申し訳ないです。もう4話くらい出来上がってるんですが、なかなか更新するに至らず(/ω\*)でも近々更新しますので、その時は読んでくださるとうれしいです(/ω\*) (2017年6月13日 23時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
kanna1015t(プロフ) - 初めまして!宮田担です!この作品とっても大好きでずっと前から見させてもらってました!>_<続きが早く見たいです。、 (2017年6月12日 0時) (レス) id: a5a408bf95 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - 俊哉の専属メイドさん» おはよーん♪ドキドキときめいてくれて、ありがたいですわー(*´ ˘ `*)ウフフこれからも頑張ります!! (2016年11月5日 10時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
俊哉の専属メイド(プロフ) - わかめちゃん!!更新お疲れ様!久しぶりにドキドキときめいたよ!これからも応援してまーす!! (2016年11月5日 2時) (レス) id: 8f1a1eba1d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わかめ | 作成日時:2016年2月19日 13時

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