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「健永くんとこの部屋にいると、年の差なんて感じだことないんだけど。
一歩外に出ると、やっぱり私達は違和感が出ちゃうのかなーって。」
「俺は年の差なんて全く感じないけどね、部屋の中でも外でも。
Aちゃんは気にしすぎなんじゃない？」
「そうなのかな…。」
「とにかく、他人の言うことに惑わされないで。」
健永くんがあんまりきっぱりと言うから、つい私も、
「うん。」
って、頷いてしまう。
そんな私を健永くんは、子ども扱いするように頭を撫でて。
「明日も仕事だから、早く寝て。」
って、自分が起こしたくせに、そんなことを言ってくる。
健永くんって不思議な子だね。
しっかりしてると思ったら、幼稚な部分を見せてきたり。
本当の健永くんはどっち？
翌日の夜、玄関のドアを開けてもいつもみたいな出迎えがなくて、
「ただいまー。」
って、遠慮がちに声を出してみるけど、やっぱり返事はなくて。
そーっと部屋のドアを開けると、健永くんが机の上のノートパソコンに向かって、何かを打ち込んでるところだった。
イヤホンをしてるから、私の帰って来たのも、気付かなかったのかな。
部屋にそーっと入ったら、気配に気づいた健永くんは慌ててイヤホンを外す。
「ごめん、もうこんな時間だった？」
って、ノートパソコンを閉じようとするから、そっと画面を覗き込んでみる。
「レポート？」
「そう。
Aちゃんって、専攻何だった？」
「私は文学部だよ。」
「なんか、そんな感じするわー。」
「健永くんは？」
「俺は経営学部。」
経営学部なんだ。
初めて聞いたよ。
本当に知らないことが多いな、健永くんのこと。
その日は近所の洋食屋さんに、２人で外食に行くことにした。
２人で、夜の街を歩きながら、ふと、
「ねえ、私と健永くんって、どんな風に見えるのかな。」
そんなことを聞いてみた。
「普通にカップルに見えるんじゃない？」
健永くんはそう言うけど、ガラスに映る２人の姿は、やっぱり少しだけ違和感。
何だろう、社会人と学生って、一見してわかるような感じ？
「あのさ、他人からどう見えるかなんて、どうでもよくない？
本人がよければそれでいいんだし。
俺にはAちゃんが年下に見えるよ。」
「何で私が年下？」
「だって、Aちゃん頼りないし、ぼーっとしてるし。
俺がいないと、部屋もぐちゃぐちゃになりそうだし、ご飯だって作らなさそうだし。」
…って、それは言いすぎじゃない？
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わかめ(プロフ) - かぴさん» コメントありがとうございます。千賀担さんに、そう言ってもらえるのが本当に幸せです(*^-^*)もうすぐ終わっちゃうのが残念ですが、千賀くんを書くのが好きになりましたー(*^-^*) (2016年9月5日 22時) (
レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
かぴ(プロフ) - りたさんの書く作品すべて読んでますが、この作品が一番大好きです！千賀担なのですが、むしろこの千賀くんがいちばんきゅんきゅんします！本当に本当に大好きです。これからも応援しています。 (2016年8月30日 0時) (レス) id: 6713246979 (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - moemoepiさん» うわー♪そんなこと言っていただけて、ほんとうにありがたいです。私もこの千賀さんは可愛くてカッコよくて、かいてて楽しいです(*^-^*) (2016年8月17日 23時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - せんがまり。さん» ありがとうございますー。もうすぐ終わっちゃいますが、最後までよろしくですー。 (2016年8月17日 23時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
moemoepi(プロフ) - TURQUOISEの千賀くんがこのサイトの中で一番好きな千賀くんです！！これからも更新頑張ってください！応援していてます！ (2016年8月16日 18時) (レス) id: 5863ad448d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2016年6月6日 23時
