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とりあえず、借りた本を読みつつ、他の本を探して他大学の図書館に行ったり。
私の生活は、ますますハードになっていく。
同級生達が、コンパやサークル活動で楽しんでる間、私は毎日寡黙に勉強している。
そして、とうとう、最後の１５回目の授業になった。
華麗に手を上げて、質問したかったけど。
他の生徒がガンガン挙手するから、やっぱり気後れしちゃって、質問できなかった。
おまけに勝手に試験までの期間、先生断ちをしてたから、
授業後の質問にも行かなくて、もう３週間、先生と話していない。
来週に試験を控え、他科目の勉強もしてたけど、やっぱり考古学に力が入りすぎてしまってる。
毎日勉強ばっかしている私を見て、両親はものすごく喜んでるけど。
理由を知ったら、きっと叱られそう。
先生に告白のチャンスが欲しいから、こんなに勉強を頑張ってるなんて。
断られる確率、99.9％って言うのは、自分でもよくわかってる。
Ｓだった場合の、私のご褒美は、
『私に先生に告白をするチャンスをください。』
と決まっていた。
試験期間に入り、他科目はまあまあだけど…。
考古学は、かなり、いや、パーフェクトにできたと思う。
試験結果は、一週間後にWebで発表される。
そして私は夏休みに入った。
夏休みに入って、私はやることがなくてゴロゴロ。
勉強も終わったし、高校生の時みたいに宿題があるわけでもなし。
静も夏休み中、帰省するから遊び相手もいない。
パソコンでゲームしてたら、大学のメールアドレスにメールが届いた。
…横尾先生からだ！！！
『今日は１日、大学の部屋にいるから来て。』
って、一行だけの、そっけないメール。
それでも、急いで大学へ向かう私を、自分でも健気だと思う。
まるで、飼い主に向かって、尻尾を振って駆け寄る犬みたいな。
先生の部屋に入ると、
「はえーなw
メール送って30分も経ってねーよ。」
って笑ってる。
「先生、何？
まさか、私、Ｓだった？」
って言ったら、ただ笑ってるだけ。
「ほんとは、発表前に言っちゃうのは、だめなんだけどさー…。」
と前置きをしてから、
「お前、Ｓだったわ。」
って、私より嬉しそうな先生の笑顔。
「…ほんとに？！」
「不本意ながらな。
伊東教授って知ってる？
ここの考古学のすごい先生がいるんだけど。
教授に見てもらってもＳでいい、って言ってたわ。」
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ニャンちゅう☆★(プロフ) - これからも絶対読みます！最高です！頑張ってください！！ (2016年9月15日 21時) (
レス) id: 087289424a (このIDを非表示/違反報告)
ニャンちゅう☆★(プロフ) - やばいです。横尾さんが担当なので、読んでみたら、今までの中で一番面白いですっ！泣 (2016年9月15日 20時) (レス) id: 087289424a (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - Yくんさん» こちらこそありがとうございますー。ショコラと溺愛ですね、了解いたしました(*'ω'*)なるべく早く更新できるように頑張ります(*'ω'*) (2015年11月16日 12時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
Yくん(プロフ) - 返信ありがとうございます（；＿；）毎日欠かさずチェックしております！笑 シリーズで特に気に入ってるのがショコラアレルギーと溺愛フランボワーズです(^^)これからも更新楽しみしています＼(^o^)／ (2015年11月16日 6時) (レス) id: cd2e681e59 (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - Yくんさん» コメントありがとうございます(*'ω'*)気になってくれるなんて、うれしーです(/ω＼)今日もできたら更新したいので、また読んでやってくださいねー(*'ω'*) (2015年11月14日 12時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2015年10月15日 20時
