3 ページ3
「仕方ないよなー。俺らだけで行くか。」
って、千賀くんの運転でスーパーへ。
2人は大きなカートを押しながら、楽しそうに買い物なう。
私は買い物リストをチェックしながら、2人が買い忘れてるものをちまちまと補充していく。
肉とかお菓子や飲み物は買うくせに、調味料や紙皿なんかの細々としたものは買い忘れてる。
仕方ないから、後からポイポイって、カートに投げ入れる。
「あ、これ買うんだったね。
忘れてたわー。]
って、のんきな千賀くん。
二階堂くんは相変わらず、ノーリアクションで。
私はスーパーに入ってから、二階堂くんを見ないようにしてた。
けっこう、うまくいってると思う。
私の二階堂くん二度と見ない作戦。
山の中のバーベキュー場に着いて、1年生は早速バーベキューの準備。
桃ちゃんはもう到着していて、藤ヶ谷先輩と釣りをしてた。
正直、内心、複雑な気持ちになった。
桃ちゃんは特別扱いなんだね、1年生の中でも。
そしたら、後ろから二階堂くんが、
「先輩が彼氏だと、特別扱いでいいよな。」
って、ボソッと毒吐いて、買ってきた荷物を運んでいく。
それ、まさに私の言いたかったことだよ。
でも、誰に言ったの?
きっと、千賀くんにだと思うけど、二階堂くんを二度と見ないミッションを遂行している私は、振り返ることができなかった。
私の担当は、野菜。
ひたすら野菜を洗って切る!
二階堂くんと千賀くんや男子の先輩が焼く係で。
野菜を切り終わったら、今度は肉を切ったり串に差す係。
他の女子の先輩方は、ひたすら飲み食い。
私も2年生になったら、飲み食い係に行けるかなー。
つか、2年生になるまで、いるのかな、このサークルに。
今日、楽しくなかったら、サークルを辞めるって決めてたんだけど。
…やっぱ楽しくなかった。
ある程度、焼き終えたら、今度は後片付け。
3000円も会費払ったのに、私、何も食べてない。
もう泣きそうだよー(/ω\)
今すぐ走って、山から下りたい感じ。
このバーベキュー場は山の上にあって、山に入ってから車で20分くらいだったかな。
今なら歩いて帰れる?
なんて、変な妄想をしながら、ひたすら、みんなから離れた場所で洗い物。
桃ちゃんは、藤ヶ谷先輩と川遊びしてるし。
千賀くんも二階堂くんも、女子の先輩達に囲まれて飲み食い中。
今なら、帰っちゃっても、誰も気づかないんじゃない?
キョロキョロ、って辺りを見回す。
洗い物もほとんどできたし。
855人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わかめ(プロフ) - ニャンちゅう☆★さん» 読んでいただいて、ありがとうございます(*^-^*)やばいって、最高級の誉め言葉ですよね(*^-^*) (2016年9月19日 0時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンちゅう☆★(プロフ) - きゃーニカちゃんやばい(/////) (2016年9月18日 17時) (レス) id: 087289424a (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - mamiさん» そうなんです、あの台風の夜なんですよ。気付いてくれてありがとうです(*'ω'*)あっちこっち同時進行でご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします(*'ω'*) (2015年10月16日 13時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
mami(プロフ) - ニカ可愛すぎ(^^♪ 玉ちゃんたちが部室で過ごしたあの夜のことですよね。。こっちでは、こんなことが(笑)リンクしてるお話がどれもステキで、あっちこっちの続きが気になりすぎますww更新楽しみにしてます! (2015年10月16日 10時) (レス) id: ebe7ab8317 (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - おすぎさん» なんか、ありがちニカちゃんかなー、って思ってww笑ってもらえてよかったです(/ω\) (2015年10月8日 17時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:わかめ | 作成日時:2015年9月25日 17時