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途端、また、ぎゅーーーって、抱きしめられる。
「超うれしい…。」
って、二階堂くんの声が低く耳元で響く。
「じゃ、今日から俺ら、恋人同士ね。」
って、最後に強くぎゅーーーってすると、また手をつないで歩き出す。
なんか思ってたより、二階堂くんって…。
可愛いんだな、って。
今日、初めて発見した。
「あと1kmだよ。」
って、二階堂くんが言ってくれるけど、そろそろ限界がきてた。
「…ちょっと休んでいい？」
って、近くの石段に、２人で並んで座る。
二階堂くんの背中のリュックから、ペットボトルを出して、
「飲んで。」
って渡すと、
「Aは？」
って不思議がる。
「もう一本あるから。」
って、リュックをゴソゴソしてたら、
「これ、一緒に飲めばいいじゃん。」
って、一気に半分くらい飲んで、残りを私に渡してくる。
「さっきのSOYJOY、食べなよ。
何も食ってないんだろ。」
ポケットの中のSOYJOYを取り出すと、真っ二つに割れてたから、
半分を二階堂くんに渡す。
「いいって。」
「じゃあ、私も食べない。」
って言ったら、
「…わかったよ。」
って、素直に受け取った。
「ほんと、Aって頑固だね。」
「そうかな？」
「俺の言うこと、全然聞かないじゃん。」
「そんなことないよ。」
「…俺もサークル辞めるわ。」
ビックリして、二階堂くんの方を見る。
「何で？」
「だって、Aいないじゃん。」
「じゃあ、私が他のサークルに入ったら？」
「俺もそこに入る。」
って、真面目な顔して言うから、つい笑ってしまう。
「笑うなよ。
本気で言ってるのに。」
って、わたしを肘で突こうとした、二階堂くんの手が私の手のひらに当たった。
「痛っ！」
「やば！ごめん！。
そっち、怪我してる方の手だった。」
実はさっきから、なかなか、怪我してる部分が痛くて。
足も手のひらも全部。
「とりあえず、歩こう。」
って、怪我してない方の手をつないで、歩き出す。
山のふもとに着いたのは、もう２０時を回っていた。
スマホを見ると、ようやく電波が届いてたから、二階堂くんが千賀くんに電話してくれて、迎えに来てもらうことにした。
すぐに来てくれた千賀くんは、私の姿を見て、
「何！？
どうしたの、その怪我？！」
って、テンパりながら、薬局に寄ってくれた。
車の中、後部座席で、二階堂くんから応急処置される。
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わかめ(プロフ) - ニャンちゅう☆★さん» 読んでいただいて、ありがとうございます(*^-^*)やばいって、最高級の誉め言葉ですよね(*^-^*) (2016年9月19日 0時) (
レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
ニャンちゅう☆★(プロフ) - きゃーニカちゃんやばい(/////) (2016年9月18日 17時) (レス) id: 087289424a (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - mamiさん» そうなんです、あの台風の夜なんですよ。気付いてくれてありがとうです(*'ω'*)あっちこっち同時進行でご迷惑をおかけしますが、どうぞよろしくお願いします(*'ω'*) (2015年10月16日 13時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
mami(プロフ) - ニカ可愛すぎ(^^♪ 玉ちゃんたちが部室で過ごしたあの夜のことですよね。。こっちでは、こんなことが（笑）リンクしてるお話がどれもステキで、あっちこっちの続きが気になりすぎますｗｗ更新楽しみにしてます！ (2015年10月16日 10時) (レス) id: ebe7ab8317 (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - おすぎさん» なんか、ありがちニカちゃんかなー、って思ってww笑ってもらえてよかったです(/ω＼) (2015年10月8日 17時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2015年9月25日 17時
