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私、としくんとしちゃったんだなー…。

って、自分でも他人事みたいに思ってる。

いつかはこんなことになるかなー、なんて思ってたけど。

早すぎだよ、展開。

としくんの腕枕で、髪を撫でられてたら、なんだか眠くなってきた。

「…いいよ、って言ってないのに。」

って不満げに言うと、

「仕方ないじゃん。
すげー、したくなったんだもん。」

っていつもの笑顔。





「したいって、思ってたの?
今までも?」

「うーん、まあね…、だって、今も思ってるよ。」

「え?」

「もう一回したいなー、って。」

って、不意打ちのキス。

「…いい?」

「だめ!」




でも、結局、としくんに押し切られて、また、されたし。

さっきよりは怖くなかったし、痛くなかったけど。

なんか慣れない。

としくんは、なんか手馴れてるから、他の子と経験あんのかな、って心配になるけど。

もう考えないことにした。

いつも優しくて、私の言うこと優先してくれるのに、

こういう時だけは、私の意見きいてくれない。

でも、してる時のとしくんは、強引でカッコイイから。

やっぱ、としくんが好き。




「お腹すいたー。」

って言ったら、慌てて、服を着て、

「コンビニで何か買ってくる。」

って部屋を出ようとするとしくん。

「あ、お風呂入れとくから、入ってね。」

って、おでこにキスして出かけて行った。

また、一人ぼっちにされたけど、今度はさみしくないよ大丈夫。





お風呂から出てくると、としくんがコンビニで買ってきたものをテーブルに広げていた。

私の好きなものばっかり、大量に。

「こんなに食べられないよ?」

って言ったら、

「好きなもの、ちょっとずつ食べればいいじゃん。
残ったら俺が食べるから。」

って、としくんもお風呂に入っちゃった。

時計の針は21時を回っていて、今から食べると太るなー、とか思いながら。




ちょこちょこ食べてたら、なんだか眠くなってきて、

パジャマに着替えて、ベッドに潜り込む。

ウトウトしてたら、としくんの気配がして、

「A、寝ちゃったの?」

って頭を撫でる。

ゆっくり目を開けると、優しい笑顔のとしくんがいて、

「今日はここで寝ていい?」

って聞くから、何も言わずに、両手を伸ばしたら、

そのままぎゅーって、抱きしめてくれた。

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りた(プロフ) - あっちゃんさん» コメントありがとうございます(≧∇≦*)そう言って、いただけてありがたいです。近々更新予定ですので、どうぞよろしくお願いします(≧∇≦*) (2015年11月9日 7時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - とても好きなお話なので更新楽しみにしてます。 (2015年11月8日 23時) (レス) id: 32077ab7c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わかめ | 作成日時:2015年9月25日 11時

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