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夏休みになって、実行委員会の準備で、としくんと私は毎日登校してる。
としくんは委員長だから忙しくて、全然一緒にいられないけど。
それでも、同じ空間にいられるってだけで、幸せで仕方ない。
去年の私は、としくんがあまりに忙しすぎて、正直、がっつり拗ねてたし。
だから、今年は一緒にいられるだけで、うれしくて仕方ないんだ。
私と一緒の担当は涼ちゃんなんだけど。
やっぱり、玉森先輩のことばっかり気にしてて、仕事に身が入ってない。
ちょっと目を離すと、すぐ玉森先輩のところに行っちゃうし。
玉森先輩も迷惑そうにしてる。
だからつい、としくんとの帰り道、愚痴っぽい話ばかりになっちゃう。
としくんは黙って聞いてくれてるけど、だいぶ疲れてるんだと思う。
「ごめんね、愚痴ばっかり言っちゃって。」
「なんで?
Aの思ってること、全部聞きたいし。
教えてよ。」
って、いつものように笑いかけてくれるけど。
やっぱり、見てて痛々しいくらいにとしくんが疲れてるから、なんとかしてあげたくなる。
「としくん、疲れてるよね?
私に何かできることある?」
「え?なんで?
Aがいてくれるだけでいいのに。」
「としくんも愚痴とか言いたくないの?
言っていいよ。」
「ないよ、愚痴なんて。
Aと一緒にいられるだけで、そんなの吹き飛ぶし。」
なんて、やんわり却下されてしまう。
ほんとに無理してない?
心配で仕方ないよ。
お風呂から上がって、いつもなら2人でくっついてアニメとか見るのに、
今日はとしくんはベッドにうつ伏せになって、ぐったりしてる。
「としくん、寝ちゃうの?」
そう聞いたら、
「…う…ん。」
って、半分夢の中。
なんか癒してあげられるようなことないかな。
とりあえず、うつ伏せになってるとしくんの上に乗って、肩から腰に掛けてをマッサージしてあげる。
「…やば。
超気持ちいいー。」
って、としくんが気持ちよさそうに目を閉じるから、私も張り切っちゃう。
でも、しばらくマッサージしてたら、としくんはもう完全に寝ちゃってるし。
ベッドの真ん中にどーん、って寝ちゃってるから、あまりにかわいそうでそのままで寝かせてあげることにした。
その日は自分の部屋に戻って寝てたんだけど、カラカラカラって、ベランダの引き戸が開く音がして、薄っすら眠りから覚める。
「…としくん?」
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りた(プロフ) - あっちゃんさん» コメントありがとうございます(≧∇≦*)そう言って、いただけてありがたいです。近々更新予定ですので、どうぞよろしくお願いします(≧∇≦*) (2015年11月9日 7時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - とても好きなお話なので更新楽しみにしてます。 (2015年11月8日 23時) (レス) id: 32077ab7c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わかめ | 作成日時:2015年9月25日 11時