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次の日、としくんが大量の荷物を持って帰ってきた。
「これ、実行委員会のみんなから。」
中を見てみると、大量の赤本や参考書が入ってて。
「これで頑張って、合格してって。
みんなが使ってたやつだって。
んで、実行委員会に入ってね、だって。」
なんだか、嬉しくなって、胸がほっこりした。
私も早く入学して、実行委員会に入りたいって思った。
実は、としくんに話したいことがいっぱいあったんだ。
昨日話そうと思ってたのに、できなかったから。
「あのね、学校推薦の試験受けられそうなんだ。
先生がＯＫ出してくれたから。
受かるかどうかはわかんないけど。
それで無理なら、一般入試で頑張る。」
って言ったら、としくんはすごくうれしそうな顔をして、ぎゅーっと抱きしめてくれた。
「今度の中間考査の結果次第なんだけどね。」
「じゃあ、今からやろう、試験勉強。」
って、としくんの方が燃えてるし！
その日からずっと、としくんと勉強漬けの日々で、
無事、中間考査では結果を出すことが出来て学校推薦をもらえることになった。
そこからは、ずっと試験対策で。
推薦は小論文と面接だから、ずっとその練習が続いた。
私より、断然としくんの方が熱量が高くて。
やらされてる感ハンパなかったけど、としくんの言う通りにしてればうまくいくのかなって。
だから、信じて言うことをきいてた。
試験の前の週には、玉森さんや、みつ先輩までもが、面接官として、借り出されるくらい。
としくんは、
「Aが合格するまでは、絶対手を出さない。」
って、勝手に願掛けして、私にはキスすらしなくなったし。
一緒にも寝てくれなくなった。
私が不満を言うと、
「合格したらいっぱいしよ？」
って、笑顔でぎゅー、してくれるだけ。
そしてとうとう、受験日がやってきた。
としくんは校門までついてきてくれたけど。
私より、としくんの方が全然緊張してるから、なんかリラックスできた。
面接も玉森さんや、みつ先輩が、いっぱい意地悪質問を練習してくれたおかげで、自分でも上手くいったと思う。
ただ、小論文だけがちょっと…。
テーマは決まっていたので、前々から勉強してたんだけど。
時間が足りなくて、ちょっとグダグダになってしまった。
としくんは、試験が終わるのを、学校近くのファストフード店で待ってくれていたから。
校門を出たら、店までダッシュ。
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りた(プロフ) - あっちゃんさん» コメントありがとうございます(≧∇≦*)そう言って、いただけてありがたいです。近々更新予定ですので、どうぞよろしくお願いします(≧∇≦*) (2015年11月9日 7時) (
レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
あっちゃん(プロフ) - とても好きなお話なので更新楽しみにしてます。 (2015年11月8日 23時) (レス) id: 32077ab7c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2015年9月25日 11時
