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家に到着して、ファストフードでテイクアウトした夕食を食べたあと、先生は帰り支度を始める。
その様子を、泣きそうな目をして見つめている瑠宇に気付いて、先生はくしゃくしゃと瑠宇の髪をかき混ぜるように撫でた。
「また明日、学校で会えるじゃん」
「でも明日の先生は、僕だけの先生じゃないから」
瑠宇のその一言を聞いて、先生は切なげな目をして顔を伏せてしまった。
瑠宇には私も玲もいるから、瑠宇は寂しくないもんだと思い込んでたけど。
やっぱり瑠宇は先生のことを、自分の父親のように思ってしまってるのかな。
「じゃあ、ちょっと先生を送って来るね」
微妙な雰囲気を断ち切るように、先生の手を引いて玄関まで連行した。
毎週恒例の、公園でのサシでのミーティングの開始。
定位置のブランコに並んで座った途端、先生は呆れるくらいに深いため息をついた。
「何？そのため息」
「なんか…、瑠宇の為にいろいろしてあげたいって思って頑張ってたけどさ
『僕だけの先生じゃない』とか、あんな台詞言わせちゃって
余計に寂しがらせてんのかな、俺」
は？また瑠宇の話？
怒りがＭＡＸになった私は、ブランコから立ち上がって先生の前に仁王立ちした。
「先生って、家どこだっけ？」
いきなりそんな質問をしてくる私に、先生は口を半開きにして驚いてるけど、
「ねえ、どこ！？」
そんな私の勢いに押されたのか、先生は素直に答える。
「え…、小学校の近くのワンルームマンションだけど」
「じゃあ、今からそこに行く」
そう宣言した私を、先生は相変わらず口を半開きにして見上げていた。
「行くよ、早く！」
先生の手を掴んで立ち上がらせれば、先生は意外と素直に歩き始める。
もう、こんなぬるま湯に浸かっているようなこの状態から抜け出すんだ。
お試し交際の期間は３ヵ月。
スタートで足踏みしてる場合じゃないんだけど！
先生の家は、本当に小学校のすぐ裏手にある、ちょっとくたびれたマンションだった。
家に向かう途中、先生は私に恐れをなしていたのか、口数は少なく。
そんな道のりの中、私はもう決意を固めていた。
部屋に入ったら、絶対に何か仕掛けてやる。
キスは当然、押し倒したっていい。
部屋の中は意外に綺麗に片付いていて、ちょっとだけ怯んだ。
てっきり部屋の中は雑然と散らかってると思ってたのに。
だけど私は、先生の前に再び立ちはだかる。
「今夜は帰らないから！」
続く (更新停止中)
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りたわかめ(プロフ) - yunikoさん» いやいや、実は私も内容かなり忘れてましてwwもう何ヶ月も更新してなくて忘れてても当たり前ですよねー。これからもよろしくです (2020年9月16日 15時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
yuniko(プロフ) - まってましたぁ〜！内容ちょっと忘れてて←あれっ私たち付き合ったっけ？泣)てなって見返したw はぁ、今日もキュンをありがとう！続き楽しみにしております、、(；▽；) (2020年9月15日 23時) (レス) id: 69d8cccbd8 (このIDを非表示/違反報告)
りたわかめ(プロフ) - めろんさん» びっくりしましたよ！本当に本当に。これからは作者同士の付き合いでどうぞよろしくお願いします(*'ω'*) (2020年4月24日 23時) (レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
りたわかめ(プロフ) - nanacoさん» ここんとこニカさんの話を全く書いてなかったので、探り探りって感じなんですよー(/ω＼) (2020年4月24日 23時) (レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - この度は、ヒクシ先生（違）二階堂先生のお話をありがとうございます♪勇気を出してコメントしてみました（笑）わかるかな？ww 続きも楽しみにしてます！ (2020年4月16日 14時) (レス) id: 85fa9eafbf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りたわかめ
| 作成日時：2020年3月14日 0時
