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「最近さ、俺あんま遊んでないんだよね」
「何？遊ぶって」
「いつも誰かと飯に行ったり、サウナ行ったり、ジムに行ったりだとかしてんのに
あんましてねぇなって、今日ふと思いついて
そっか、ちょっとでも暇な時間があったら、Aと過ごしたいんだって気付いたら、超ニヤけちゃって」
さっきの微笑みの理由はそれ？
確かにここんとこ、部屋に来る頻度が増えてる。
今日だって、3日連続なわけだし。
「だから、心配すんな
俺はかなりAのこと好きみたいだから」
人は幸せな時、こんな表情になるんだ。
だって、そんな幸せそうな北山くんの顔、私は初めて見たから。
当然のように彼は、勝手にシャワーを使って、勝手に私の激狭ベッドに潜り込んでいる。
「明日は10時起きだから」
「まさか起こせってこと？」
「だってA、明日休みじゃん」
とか言いながら、楽しそうに毛布に包まる彼を眺めながら、肌寒くなってきた部屋の中で、私は思う。
今、銀河系の星々の中で一番幸せなのは私だ！
灯りを消して、私も毛布に潜り込んだ。
「今夜はいつもより、ゆっくりできんだけど」
鼻にかかった声と甘ったるい口調で、彼は続ける。
「今日は俺のターンでいいんだっけ？」
…来た！
そうだよね、付き合ってるんだもんね、私達。
そんな2人がベッドに入って灯りを消したということは…、することはひとつだ。
「今日も私のターンでお願いします」
「ずるくない？
昨日もAに触られまくったのに」
「だって…、まだ無理だもん
まだ宏光に慣れてないから
しばらくは私のターンが続くと思ってほしい」
ずっと北山宏光を追いかけ続けてきた私が、こんな風に付き合うことになったわけで。
その心情は、彼には理解できないと思う。
密かに妄想し続けてきた彼が、いま実体となって現れた挙句、「好きにしていい」とか言ってくれてる状態で。
でも何かにつけて、アイドルな北山宏光が私の脳内を掠めては、動揺させてくる。
そんな状態で最後まで進めるわけがない！
「今日は？
どこ触んの？」
半身をこちらに向けた彼の、その首筋に触れてみた。
…暖かい。
いや、暖かいというより、熱いくらい。
予告なしにそこに唇を乗せれば、彼の身体はビクッと反応する。
…面白い。
もっと反応させてみたい。
どこをどんな風に触れば、彼は反応してくれるんだろう。
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りたわかめ(プロフ) - えりさん» ありがとうございます、多分、3ヶ月ぶりくらいに更新した気がします・・・。夏の間は死んでました(T^T) (2020年9月6日 21時) (
レス) id: 4a0ecf03f1 (このIDを非表示/違反報告)
りたわかめ(プロフ) - ひろさん» 本日、移行しました！読んで頂けたら嬉しいです(/ω＼*) (2020年9月6日 21時) (レス) id: 4a0ecf03f1 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - わかめさん、更新ありがとうございました。めちゃくちゃドキドキです。 (2020年9月5日 17時) (レス) id: 8591dd4797 (このIDを非表示/違反報告)
ひろ(プロフ) - 久々の更新楽しみにしてました！！楽しく読ませていただいてます(*´ω｀*) (2020年9月1日 22時) (レス) id: 57f2f46317 (このIDを非表示/違反報告)
りたわかめ(プロフ) - moraさん» わざわざ聞かせてみましたwwwいこう！ってwwww (2020年9月1日 22時) (レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りたわかめ
| 作成日時：2020年2月7日 22時
