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「何度も？」
「は？一回だけだし。」
明らかにムッとしている先輩。
「先輩でも失恋したりするんだ？」
「するわ、普通に。」
「凹んだ？」
「…まあ、ね。」
相当凹んだな、これは。
「聞きたい！」
「えー！？
やだよ、やだ。」
「私の話は知ってるくせに、先輩だけ言わないなんて、ずるくない？」
しばらく黙り込んでた先輩だけど、今日はアルコールの力もあってか、いきなり語り始めた。
「…俺ね。
一目惚れとか、まずありえないっていうか。
じわじわ好きになっていくタイプなんだよね。」
「うん。」
「その、俺を振った子は…、
前にAにも話したことあると思う。
途中で、実行委員会やめちゃった子。」
そっか…、あの人だったんだ。
「実行委員会で知り合って、すぐに告白されて。
その時は好きじゃなかったけど、可愛いなとは思ってたから、付き合うことになって。
頑張り屋だし、しっかりしてるし、健気だし。
そのうちにじわじわ、その子のこと好きになってた。
だから、甘えちゃったんだと思う。
委員会の仕事を、その子に押し付けるみたいになっちゃって。」
「それで、いきなり？」
「うん、来なくなった。
委員会に。
夏休みだったんだけど、みつから聞いて、その子に会いに行ったんだけど…。」
しばらく沈黙が続く。
こういう話だし、急かせないから、黙って先輩が話し始めるのを待っていた。
「そうしたら…、もう俺に振り回されるのはう嫌だって。
思ってたのと違うって。
泣かれて…。
で、フラれた。」
「ショックだった？」
「…うーん、まあ。
それなりに。
今までも…、まあ、あったよ。
思ってたのと違った、とか、
もっと優しい人かと思ってた、とか言われることは。
でも、その子に言われた時は、俺も本当にその子のことが好きだったから。
マジで凹んだ。」
そっか…。
先輩もそんな思いしたことがあるんだね。
恋愛に関しては、全く苦労知らずだと思ってたから、先輩のこと。
「多分、その子に甘えてたんだよな、俺。
好かれてるから、何やっても許されると思ってた。」
「いいな、先輩は。
私なんかフラれたのに、理由もわかんないままだよ。
反省のしようもないし、モヤモヤする。」
「聞けばいいじゃん、村木に。」
「今更？
未練あるんだと思って、引かれるよ。」
「じゃあ、我慢しとけば？」
「…そうする。」
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りた(プロフ) - 奈美恵さん» コメントありがとうございます(*'ω'*)いつも移動中とかにまとめて書いてるので、すこぶる元気です(*'ω'*)またよろしかったら読んでやってください(*'ω'*) (2015年10月27日 9時) (
レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - にこさん» 貴重なご意見ありがとうございます。今はまだ、もうしばらく様子を見てくださいとしか言えませんが、またよろしくかったら読んでやってくださいね(*'ω'*) (2015年10月27日 9時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
奈美恵 - りたさんの小説が大好きです^_^いつも更新楽しみにしてます（≧∇≦）お体を大切に無理をしない程度で頑張ってください(￣▽￣)応援してます！！ (2015年10月26日 23時) (レス) id: 3060edf861 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 他のリンクしている玉森さんの言動と本編があまりにも違うので戸惑っています。これから解明されてくるのでしょうか？主人公ちゃんに共鳴してるので。 玉さんはあまりにも奔放で罪です。 (2015年10月26日 23時) (レス) id: d2f5284ef0 (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - にこさん» どうやら幻聴だったようです(/ω＼)本当に申し訳ごさいません(/ω＼) (2015年10月26日 22時) (レス) id: 421e8ef0d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2015年10月2日 12時
