64 ページ14
その地図を見てると、
[今週休みいつー?]
って、今度は玉森先輩からのLINE。
[4日です。]
正直にそう答えた。
[じゃ、明日の夜に鍋しない?
お前ん家で。
宮田とか呼ぶー?]
…って、自由だね。
私の都合とか関係なし?
これは断るしかないし。
でも断ったら、怒るのかなー。
とか、考えてるうちに、なんか眠くなっちゃって。
返事をしないまま、寝落ちしてしまった。
翌日、目覚めたら、昨日の続きのLINEが大量に入っていた。
[無視すんな。]
[早く、返事して。]
[寝てんの?]
みたいなメッセージが20件くらい入ってて。
昨日、断るの忘れちゃったんだった。
どうしよう、正直に言うべき?
気になる人がいるとか言っておきながら、すぐに合コンって。
バカにされそうだな。
そんなこと思ってたら、またLINEが入った。
[起きた?
今日の夜、空けといて]
また、玉森先輩から。
[今日は無理です。]
[何かあんの?]
[合コンが入りました。]
もう正直に申告することにした。
[恋に堕ちかけてるヤツとはどうなったわけ?]
···やっぱり、そう来たか。
[まだ、堕ちてないので保留です。]
結局、鍋パーティーはまた今度、っていう話になり、
気になる子がいつつも、合コンへ行く私。
なんだか私、彼氏欲しくて必死な子みたいじゃん。
翌日、バイトの休憩中に山田くんと一緒になり、
言わなきゃいいのに、つい言ってしまう。
「今日、合コンなんだ。」
山田くんの眉間に一瞬皺が寄る。
「Aちゃん、合コンとか行くんだ?」
「初めてなんだ。
人数合わせなんだけどね。
大学生っぽいことしてなかったから、ちょっと楽しみ。」
「ふーん。
…いい人みつかるといいね。」
って、そっけない返事。
その後のバイトでは、目も合わせてくれないし。
たぶん純粋な彼は、私みたいに合コンに行くような人は、嫌いなんだろうな。
…山田くんと恋に堕ちるのもなさそうか。
バイト上がり、急いでバックヤードに行くと、山田くんがいて、
「楽しそうだね。」
って、冷たい視線を送ってくる。
こんな山田くんは初めて見た。
「…ほんとに行くんだ。」
今度は気弱な声。
なんなんだろ。
今日の山田くんはよくわからない。
「合コンには行くけど…。
合コンの雰囲気楽しむだけだよ?」
「でも、もし口説かれたらどうするわけ?」
1442人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りた(プロフ) - 奈美恵さん» コメントありがとうございます(*'ω'*)いつも移動中とかにまとめて書いてるので、すこぶる元気です(*'ω'*)またよろしかったら読んでやってください(*'ω'*) (2015年10月27日 9時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - にこさん» 貴重なご意見ありがとうございます。今はまだ、もうしばらく様子を見てくださいとしか言えませんが、またよろしくかったら読んでやってくださいね(*'ω'*) (2015年10月27日 9時) (レス) id: 8af18b42f1 (このIDを非表示/違反報告)
奈美恵 - りたさんの小説が大好きです^_^いつも更新楽しみにしてます(≧∇≦)お体を大切に無理をしない程度で頑張ってください( ̄▽ ̄)応援してます!! (2015年10月26日 23時) (レス) id: 3060edf861 (このIDを非表示/違反報告)
にこ - 他のリンクしている玉森さんの言動と本編があまりにも違うので戸惑っています。これから解明されてくるのでしょうか?主人公ちゃんに共鳴してるので。 玉さんはあまりにも奔放で罪です。 (2015年10月26日 23時) (レス) id: d2f5284ef0 (このIDを非表示/違反報告)
りた(プロフ) - にこさん» どうやら幻聴だったようです(/ω\)本当に申し訳ごさいません(/ω\) (2015年10月26日 22時) (レス) id: 421e8ef0d9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:わかめ | 作成日時:2015年10月2日 12時