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今までは、二階堂くんは友達だし、いつも勝手に寝ちゃうから仕方なく泊めてたけど。
二階堂くんに恋心を抱き始めた今の私には、ちょっと苦しいんだ。
こんな風に簡単に二階堂くんを泊めてしまうのが。
なのに二階堂くんは、
「じゃあ、俺のことは好きじゃないってわけ？」
なんてことを無神経に聞いてくる。
「そうじゃないけど…。」
そう言いかけたところで、お風呂が沸いたメロディが流れてきて、
「じゃ、お風呂借りるね。」
って、二階堂くんは、勝手に会話を中断して、勝手にお風呂に入りに行ってしまった。
…聞けよ、人の話は最後まで。
そして今夜も安定の…、私がお風呂から出てきたら私のベッドで堂々と寝てる事件勃発！
何度揺り起こしても起きないし！
最初からこの作戦を狙ってたな…。
しかも勝手にベッドを使っちゃうとか、どこまで図々しいんだか。
今夜も私は毛布にくるまって、ラグの上で寝ることになる。
この部屋の主は私なのに！
だけど深夜になって、変な違和感を感じた。
ラグの上で1人で寝てたはずなのに、隣に誰かがいる気配がする…。
低い唸り声と共にその誰かの足が、どーんと私の上に乗ってくる。
…って、これ、どう考えても二階堂くんだよね？？？
重いって、足。
両手でなんとかその足を落とすと、今度は、腕が乗ってくる。
背中から抱きつくようにまとわりついたその腕は、そのうち二階堂くんの体ごとぴっとりと巻きついてくる。
…苦しい。
寝相が悪いのにも程があるよ。
そーっと抜け出すと、代わりに毛布を掛けてあげて、私はベッドへ移動。
どうやったらベッドで寝てた人が、床に落ちてくんのよ。
次に目覚めた時には、私はきっちりベッドで寝ており、二階堂くんは床に転がって寝ていた。
しかも掛けてあげていた毛布は、どこかに行っちゃってるし。
「もうちょい寝かせて。」
二階堂くんは瞼を開くこともなく、ラグの上で毛布を手繰り寄せて、二度寝を始めてしまう。
「ベッドで寝なよ。」
そんな優しい言葉をかけてあげても、二階堂くんは頑なに夢の中。
こうなったら、朝ごはんのいい匂いで起こしてやる！
トーストを焼いて、ベーコンエッグを作って、その合間にコーヒーをドリップ。
どうよ？この飛び起きたくなるような朝食の香りは。
なのにピクリとも動かない二階堂くんに業を煮やして、毛布越しに乱暴に揺すってみた。
…って、あれ？
なんか二階堂くん、汗かいてない？
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わかめ(プロフ) - にかはるかさん» そろそろ話もいい感じに入ってきました(/ω＼)今日も更新しましたので、是非、読んでいただければ幸いです(*'ω'*) (2018年4月18日 22時) (
レス) id: 9f29bca2de (このIDを非表示/違反報告)
にかはるか(プロフ) - 主人公ちゃん頑張ったー！にかちゃんどうするんだろ？ラブラブになれるかなー？！ドキドキがとまりません！！ (2018年4月17日 4時) (レス) id: 3dfef49e61 (このIDを非表示/違反報告)
わかめ(プロフ) - チョコブラックさん» コメントありがとうございますm(_ _)mどちらも読んでいただけて幸せですー(*´∀`)♪ (2018年4月9日 23時) (レス) id: ba720923d0 (このIDを非表示/違反報告)
チョコブラック(プロフ) - タマちゃんの方も読んだけどどっちも面白いし、読みやすい！ (2018年4月8日 10時) (レス) id: e5c704bd79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わかめ
| 作成日時：2018年3月21日 4時
