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涼太side
次の日、マネージャーの運転する車で都内から少し離れたAが今、暮らしているという所にきた。
車を降りると建物の前で1人の20代くらいの女性の方が見えた。
雪「Aさんの担当をしております。長谷川です。」
この子がまこっちゃんの妹で俺らがAのことを知れたきっかけ。
メ「ほんとにありがとう。なんとお礼をしたらいいか。」
雪「いえ、これもAさんのためにしたことですから。」
Aさんにこのことバレたら担当でいられなくなるかもですと微笑む雪ちゃん。
龍「僕らがそうさせんから安心しいや〜笑」
建物に入って進んでいくとAの写真が飾ってあった。
雪「この写真は先月のレクの写真ですね。Aさんすごく笑ってくれて。」
あの時の笑顔だ。
デビュー直後からしばらくしてた笑い方。
祐「全然、笑えてないやん、、」
俺の後ろにいた裕太くんがそう呟いた。
アンチで苦しんでた時のAの笑顔。
辛いのに笑ってファンのみなさんの前に立つのがか俺らの仕事で。
Aの笑顔は俺ら以外を黙せた。
あいついつから笑えてへんのかな。最後に思い切り笑ったのはいつやろか。
雪「Aさん今お食事中で、お食事が終わってからの面会になります。」
隼「部屋の前で待ってっていいですか？」
雪「でも、Aさん咀嚼機能が低下していて、お食事が終わるのは、」
涼「それでも構いません。今のAと向き合うために来てますから。」
雪「わかりました。ご案内します。」
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作者名：ゆさ
| 作成日時：2024年1月30日 0時
