闇だけが教えてくれる強い光 Ⅱ (ページ13)

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妹達の奥にはパパが待ち構えていた。

この雰囲気は反抗期の頃以来だ。

彩『Aちゃん、おかえり、、どこ行ってったの？』

『仕事です。いい？明日早いから。』

H『A、ここに座りなさい。仕事は19時に終わってるの確認出来てるんだ。』

『うっさいな、』

H『A。座りなさい。』

リビングに入るとパパの雰囲気に少しだけ怖気付いていたな。

彩「茜、大和と竜吾連れて2階に行ってって？パパ達大事なお話するから。」

私の知ってるわがまま娘な茜ちゃんだったらえーっていうのにすぐ彩ちゃんの言葉に頷いた。

成長したのか、あるいはパパの怖さに気づいてきた頃なのか。

H「A、おかえり。」

「え、？」

これか何時間コースのお説教になるか予想大会してたのに予想大外れ。

H「お説教コース期待してたか？笑」

まぁ、そうでしょ。めっちゃ怒られるの覚悟してきたんだから。

H「お前の顔見るまでこの家に来たらとりあえず1日中説教してやろうと思ったよ。

でもな。お前の顔見たらこれまでのことなんてどうでもよくなった。

帰ってきてくれてありがとう。A。」

パパの言葉、一言一言に重みを感じた。

怒られた方がよっぽどマシだった。

「ごめんなさい、、」

H「このバカ娘、やっと帰ってきたか。笑」

「ごめんなさい、ごめんなさい、親不孝でごめんなさい。」