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検査入院をして、今日施設に戻ってきて運ばれてきたのは刻み食。
入院する前は普通にご飯食べれていたのに。
確かに変なところに入ってむせてしまう回数も増えてきた。
むせないように自分で1口サイズにフォークで切るように工夫していた。
動きにくい手で1口サイズに切ると時間がかかる私は2時間以上食べていることも当たり前になっていた。
それでもよかった。まだ普通にご飯が食べられるというモチベーションがあった。
なのに、
またできないことが増えた。
机にぽたぽたと落ちていく雫たち。
「なんで、、」
病気は小さなモチベーションすらも奪っていく。
その事実にどうしようもなく腹が立って、その事実に飲み込まれていく自分が嫌で嫌で仕方なくて
ガッシャン！！
上手く動かない手でご飯が乗ったお盆を机から振り払った。
床に散らばる食材たち。
手元にある本やらペットボトルやらを手当り次第投げる。
すぐ側に落ちたペットボトルを見て余計に虚しくなる。
もう全部、いらない。
雪「Aさん！？どうされましたか？！」
ものが落ちた音がよっぽど大きかったのか雪さんが飛び込んできた。
？「A！！」
雪さんの声に続いて聞こえたのはよく知った声。
なんで、なんで、いるの？
亜「ごめん、ずっと1人にさせてごめん。」
「なんで、、」
ｰｰｰ
移行完了しました！！
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作者名：ゆさ
| 作成日時：2024年1月30日 0時
