すべて、まっしろになるから (ページ41)

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皇『余命半年だってさ、、』

医者から20歳の誕生日を迎えることはできませんって言われていたのに20歳の誕生日をみんなで祝うことができた。

なのにその誕生日を迎えた次の日、Aは大きな発作を起こして病院に運ばれた。

そして皇輝くんからAがもうすぐだってことを告げられた。

香『A来たよー。』

『忙しいのにごめんね。』

香『Aのためならどんな予定も蹴ってくるよ笑』

香織と俺だけでここに呼ばれたのは初めて。

そして香織と2人きりでここまで来たのはあの日以来だし、あの日以来香織と2人きりで話してはない。

俺たちのけじめだった。

『A、浮気する。』

湧『は？？』

こいつの突飛押しもない発言には慣れてるが理解が追いつけなかった。

『Aもやってみたくなったの、！恋人、裏切りながら、、っ、』

Aの声が震えていた。

『だから、湧と香織も戻っていいよ、？？両想いの頃に。』

この子はもしかしたら俺たちの、、

香『A、それはできない。』

『最期の半年くらいどう過ごすか自分で決めさせて？』

あまりにも君が真剣な顔をするからその提案を断れなかったんだ。