すべて、まっしろになるから (ページ42)

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望んでることだよページ42

Aちゃんの姿を最後に見たのは湧くんの背中の上だった。

それから1週間、Aちゃんと連絡がついてない。

Aちゃん、あの時の告白の返事聞かせてよ。

颯「深田、ちょっといい？」

湧くん達も学校であまりみかけてなくてうっちーくんとは1週間ぶりだった。

Aちゃんと付き合い出してから話してなかったから胸がざわざわとした。

颯「Aから伝言預かった。」

地味にショックだった。

やっぱりAちゃんの幼なじみには勝てないんだって。

俺が知らないとこうっちーくん達はたくさん知ってって勝てっこないって。

そんなこと分かってったのにな。

竜「Aちゃんはどうしてますか？1週間、連絡がつかなくて。」

颯「もう忘れて。」

「はい、？どういうことですか？」

颯「Aと過ごしたこと、Aのこと好きだったこと、、Aという存在を深田の中から全部消して、、」

竜「それがAちゃんの望んでることですか、、？」

颯「そうだよ、、Aが心から望んでることだよ、」

うっちーくんが去っていくのをただ呆然と見ていることしか出来なかった。