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まだ手を繋いでいたい ページ12
いつもよりいい服。
いつもより時間をかけた髪型。
学校以外で初めて彼女に会うから変に緊張してる。
Aちゃんから昨日の夜
【明日のデート楽しみだね！！】
って送られてきてそれだけでお腹いっぱいで
待ち合わせはAちゃんの家の最寄り。
本当は【家まで迎えに行くよ】って送りたかったけどそれをできないのは俺が浮気相手に過ぎるから
家の人に知れたらなんて怖くなって。
彼女の親に彼女はふしだらな娘だと思われて欲しくない。
彼女は間違えなく優しい子だから。
駅でAちゃんを待っていると
竜「あ、、」
湧「おう、、」
湧くんと会ってしまった。
Aちゃんの最寄りってことは湧くんもそうだよね。
湧「なんかごめん。俺たちのせいで深田に迷惑かけて。」
湧くんはこないだ会った時の冷たい目はしてなかった。
ただただ申し訳なさそうで。
竜「ほんとに香織ちゃんと？」
彼がどうしても浮気しているようには思えなくて
湧「…俺が悪いんだ。言えるのはそれだけだ。」
竜「なんで俺の存在認めたんですか？」
なんでまだ別れてないんですか？
どうかしてるよ俺。
絶対、タブーな質問なのに
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作者名：ゆさ
| 作成日時：2022年10月9日 18時
