いろんな話がありました (ページ14)

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春を迎えられたのならページ14

新しい今日が始まる。の番外編

湧母『…く！！わく！分かる？！』

俺か生死からさまよって戻って来て1番最初に見たのは母親の泣き顔だった。

湧父『移植成功したぞ。もうお前は大丈夫だ。』

高校に入学してすぐに心臓の病気が分かった。

そしてついに心臓がダメになりかけてた時に、ドナーが奇跡的に見つかったそうだ。

俺が目覚めたという報告を聞いてたくさんの友人がお見舞いに来てくれた。

だけどずっと支えてくれていたあいつらは来ることなかった。

湧『なぁ、颯太とAは？』

皇『あのね、、』

莉『颯太達、湧の手術成功ほんとに喜んでたよ？』

それ以上、友人達はあいつらについてなにも言わなかった。

それでも俺はあいつらをあいつを諦められなかった。

退院してあいつの行きそうないそうなところを全て探した。

友人達はそんな俺を黙って見てた。

そして気づいたら5年の月日が経っていた。

北「これお前の心臓のドナー家族から。湧にって。」

それは5年前に書いたきり返事がなかったドナー家族からだった。

北「あいつらもお前の両親もお前が進むことを望んでるからこの手紙を俺に託してくれた。」

それを読み終わったら全て悟った。

俺の探してたあいつはもうどこにもいない。

俺は1番大事なやつの命を奪ってまで生きてるって。