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湧side
？「毎月ありがとね〜」
そう俺に言ったのは半年ほど前に亡くなった大切な子のお母さん。
湧「いえ、どうしても会いたくなるんですよ。Aに。」
母「Aも幸せものね〜。こんなに想ってくれる素敵な人に出会えて。」
今日はAの月命日でAの仏壇に線香を上げに来た。
母「そうか。もうあの子が亡くなって半年も経つのか。」
早いものねとAの満面の笑顔の遺影を見て呟く。
湧「今でもあの時Aの意志を変えていればって悔やむこともあります。」
Aの意志を変えていれば今でもAはこの世にいたかもしれない。
母「あの時は湧たちにみっともないところ見せたわね。」
湧「いえ、俺もAのお母さんと同じでしたから。」
母「たまにねこの子の遺影を見ながらAはこんなに早く亡くなるべきではなかったって泣いてる時があるの。」
Aはずっと生きて俺らとステージで輝き続ける予定だった。
母「私がこんなんだとAに怒られるわね。笑」
いつまでも終わったことを後悔してるなんてAが望んでることじゃないものねとおばさんは微笑んだ。
湧「A、今の少年忍者を見たら多分怒るだろうな。」
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作者名：ゆさ
| 作成日時：2021年7月16日 22時
