・ボウリング ページ19
『 にっしーすごい! 』
隆「 それほどでも〜 」
『 なかなかまっすぐ行かないんだよなぁ… 』
隆「 あぁ〜それはね!ちょっとこっち来て! 」
ボールを持つ私の後ろににっしーが来る。
隆「 ちょっとごめんね。 」
彼は私の背中にぴったりとくっついて右手を
私の右手に添えた。
隆「 投げるときに前向いて…… 」
にっしーの頰が私の髪にあたる……
こんなんじゃ上手くできないよ!!
隆「 そうそう…そのまま投げて!! 」
『 よしっ! 』
隆「 すごいじゃん!!ストライク! 」
『 やった!ありがとう! 』
にっしーが手を差し出してきたので
ハイタッチをした。
一瞬でも手が触れるとドキドキする……
にっしーは下唇を噛んで笑った。
席に戻ると実彩ちゃんがニヤニヤしていた。
『 なっなに!?/// 』
実「 いや〜なんでも〜? 」
その日はみんなで1日めいいっぱい遊んだ。
ここに来てからこんなに笑ったのは初めて。
最悪だと思ってたこの生活に。
逃げ出したいと思ってた日常に。
みんなが、にっしーが、
輝きをくれた。
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作者名:kei | 作成日時:2017年9月30日 22時