【刀剣乱舞】審神者？いやいや、私は補佐役だよ

42.コンセントが五本 ページ42

side戻ります！

私達が広間に戻る途中、

帰城した第二部隊と鉢合わせた


もう少し遅くなると思ったけど、

そうでもなかった様だね


貴方『おかえり。随分早かったね』


山姥切「あぁ、思ったより敵が弱かったからな」


貴方『そうかい。
じゃあ報告、楽しみにしてるよ』


そう言うと、彼は短く返事をして

うっすらと笑みを浮かべた


先に行く彼らの背中を見ながら、

私達もまた広間に向かった


山姥切君が障子を開けると、

姉が涙ぐみながら駆け寄ってきた


様子を見るに、怪我無しで帰城したことに

嬉しさの余り…ってところかな


真心「良かったぁ…！
みんな、無事なんだね！」


…どうもそうらしい


そんな姉に戸惑いながら、山姥切は報告をする


山姥切「な、泣くな！えっと……
出陣での負傷者は無く、刀剣の破壊も無し。
拾った刀剣は八振り。現在は五階まで探索済み。
以上……これでいいか？」


そう言って山姥切君は、

不安そうに歌仙君の方を見た


歌仙「！…うん、それでいいよ」


歌仙君がそう笑って返すと、

山姥切君は安心した様な顔をした


あー、歌仙君に確認を得たのは

彼が毎回 報告しているのを知ってたからか


其にしても……


真心「八人かぁ…霊力もつかなぁ？」


加州「あ、でもそれなら
補佐役にやってもらえばいいじゃん。
その為の“補佐役”でしょ？」


加州君がそう言うと、

数人が｢そうだ｣と言いだした


君達は私を、雑用か何かだと思っているのかい？


…まあ、別にいいけど


前田「っ！ちょっと加州さn『いいよ、それ位』
!?ですがAさん…！』


貴方『いいから。…でも、
流石の私も八振りはキツいから
残りの二振りはよろしくできるかな？』


真心「あっ、それくらいなら
わたしでも大丈夫かも！」


姉は明るくなり、さっきとは違う反応を見せた


最初からそうすればいいのに…


そう思いながら、六振り同時に霊力を込める


「オレは愛染国俊！オレには
愛染明王の加護が付いてるんだぜ！」


「わしは、陸奥守吉行じゃ。
せっかくこがな所に来たがやき、
世界を掴むぜよ！」


「ぼくは今剣！
よしつねこうのまもりがたななんですよ！
どうだ、すごいでしょう！」


「やあやあこれなるは、
鎌倉時代の打刀、鳴狐と申します。
わたくしはお付のキツネでございます！」

「……よろしく」



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