29.第廿陸話 ページ29
貴方『は……』
はぁぁぁぁぁぁッ!!!??
え、え、この人は何を云ってるんだ?
冗談抜きで本気で云ってくれてんの?まじで?
中原「どうだ?」
貴方『………』
中原「菊池?」
貴方『((ッパァン』
中原「き、菊池!?」
貴方『?、??』
あ、痛てぇ、これ現実だわ←
夢か、疲労による幻聴かを確認する為に
自分の頬をわりと全力で引っぱたく
しかし痛みはあるし、中也さんの困惑し乍
俺の名前を呼ぶ声も聞こえる
貴方『い、今の…』
中原「な、何だ?」
貴方『今の言葉……本当、でしょうか?』
中原「おう。俺ん家、二部屋空きがあってな。
二つも物置に使うのは勿体ねぇから、手前さえ
良ければ其処に住まねぇか?」
本 気 だ っ た
えぇ、どうしたもんか……
俺としては中也さんとひとつ屋根の下なんて、
願ったり叶ったりなんだが…
少し烏滸がまし過ぎるか…?
中原「無理にとは云わねぇよ。
他に住みてぇとことか、既に契約してるとこが
あるんならこの話は無しに…」
貴方『そのお話喜んで受けさせて頂きます!!!』
中原「お、おう…;;」
即答気味にそう答えると、中也さんは少し
引き気味になった
こんなチャンス、一生に一度あるか無いかだ
だったら喜んで受けるのが男ってもんだろ!
中原「じゃあ決まりだな。あ、家賃とかは別に
要らねぇんだが、代わりに洗濯と飯を作って
くれねぇか?掃除とかは俺がやるからよ」
貴方『分担でいいんですか?』
中原「…出来る限り俺もやる。
だが、俺が居ない時は頼めるか?」
貴方『はい!承りました!』
家賃無しの代わりに家事のほぼ全部を
やることになった
中也さんと四六時中一緒に居られるんなら、
それぐらいどうってことねぇな!(重症)←
喜びで頭が爆発しそうになるのを押え、
新しくカップに珈琲を入れた
中原「…にしても、同棲かァ……」
中也さんの分も新たに珈琲を入れた時、
ふと中也さんがそう呟いた
貴方『?どうかしましたか?』
中原「ん?嗚呼、いや…昔っからさ、
誰かと一緒に同じ所で暮らすってのに
一寸ばかし憧れててな。楽しみだってだけだ」
貴方『ゴフッ((』
そう云って笑った中也さんの笑顔に
俺の「中也さん尊いゲージ」の目盛が吹っ切れ、
俺はキャパオーバーし吐血した←
こんな調子で生きていけるのか、俺…
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死音心音2.0(プロフ) - ひぇっ感想ありがとう……!!貴方にそんなこと言われちゃったらね、もうくたばってもいいわ!!アイデア云々で全然進まんけど、良かったらたまーにまた見てな! (12月31日 21時) (レス) id: 9393f3cace (このIDを非表示/違反報告)
Nansyoku(プロフ) - ししし失礼します...まだプロローグ読んだだけなんですけどやっばいです大好きです....中也先生と主人公と芥川先生がどうなっていくのかを草陰からヌフヌフ言いながら見守ります...おうえんしてまぁぁぁす....!! (12月27日 21時) (レス) @page1 id: f226542404 (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - 新美悠華@文アル大好き💛さん» ありがとうございます!!また不定期更新になると思いますが、気長にお待ちいただけると嬉しいです…! (2023年3月18日 17時) (レス) id: 9991bd595c (このIDを非表示/違反報告)
新美悠華@文アル大好き💛 - おもしろいですこれからの投稿楽しみの極みですこれからも頑張って欲しいです (2023年3月18日 16時) (レス) @page32 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
死音心音2.0(プロフ) - ★ayaka★さん» ありがとうございます!続きをお楽しみに! (2019年11月9日 23時) (レス) id: 2a5e77e557 (このIDを非表示/違反報告)
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