彼女と彼の関連性 ページ24
真紅の言葉に重みを感じた：：：それだけ重要な話なのだと思っている。
もし、有田の前世である『ローラン』が真紅達と関係しているとすれば：：：ローゼンメイデンの事も詳しく知っているんじゃないのかと考えている。
でもこれは、俺の勝手な推測に過ぎない。
真「何て：：：嘘よ」
ジュ「え？」
真「言わないに決まっているじゃない。家来に」
俺は少し間を置いてから、椅子から滑り落ちた。いやいや、結構シリアスな雰囲気だったよ今！
今言うしかないっていうぐらい雰囲気だったよ！？
真「逆に私から問いかけるわ」
ジュ「：：：逆に？」
真「何故、貴方が『ローラン』の事を知っているの？どこでその名を知ったの？」
本をベットに置いて、俺へと近づき杖を俺に向ける。
けれど確信した。真紅は『ローラン』という少年を知っている：：：つまり、ローゼンメイデンである彼女達と関係している人間だって事だ。
俺は睨み付けるような目で杖を向ける真紅に、真剣な目で彼女の問いに答えようとした。
だけど：：：、
真「何故、だまっているの？私が問いかけてるのよ？『ローラン』という少年の事を私に話した：：：それは、その『ローラン』という少年と私達ローゼンメイデンが関係していると考えているのでしょう？」
やっぱり、見透かされている。でも、真紅の言う通りだ。
でも、当人である彼女無しでこの話をしてしまっても良いのだろうか？
『ローラン』の事を一番知りたいのは、有田：：：彼女だ。けれど、真紅に自分で問いかけたのだ。理由はちゃんと言わなければ：：：。
真「まさか、その理由：：：蒼と関係しているの？」
そう言いながら、向けていた杖を降ろして腕を組む真紅。俺は有田の名前が出た事に目を丸くする。
まさか、ここまでも見透かされてるとは思っていなかった。でも、有田と初めて会った時の真紅は普段とは違う雰囲気をしていた。
素直に従った方が良いと思った俺は、静かに頷いた。そして、有田に聞いた夢や『ローラン』の事を話す。
真紅に心を見透かされるのなら素直に話した方が良いと思ったのだ。
真「やっぱり：：：」
一通り話した後、真紅は米神を押さえながら小さな溜息をついた。俺が首を傾げると、先ほどよりも目を細めていく。
真「でも：：：そうね。教えられるのは一つだけよ」
ジュ「：：：」
真「その後の事は、蒼も交えて話しましょう」
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RIN - 蒼星石って女の子ですよね？あれ？ (2017年12月10日 20時) (
レス) id: a7bd376b17 (このIDを非表示/違反報告)
迷い少女 - 禁断の恋……グッジョブです！keitoさんナイスです！蒼星石私も大好きです！ (2017年2月11日 21時) (レス) id: 5455d9796b (このIDを非表示/違反報告)
スズム - 私こんな小説まっていました！続きまってます (2016年9月3日 23時) (レス) id: f5753a9cbf (このIDを非表示/違反報告)
AYURI(プロフ) - keitoさん» (`・ω・´)ゝﾋﾞｼｨ (2016年4月12日 17時) (レス) id: ec5663ae21 (このIDを非表示/違反報告)
keito(プロフ) - はい、読ませて頂きます<(_ _)> (2016年4月12日 17時) (レス) id: 5710870048 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：keito | 作成日時：2015年7月6日 17時
