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−You Side−
『それで、どうしたの？』
朱桜くんに顔を上げさせ、ふぅ、と一息つく。
諸々あって本来の目的が頭から抜けていたが、再度踏み出した途端に戻ってきた。
「あっ、すみません。訳を話すのを忘れていましたね」
そう言うと、少々気恥ずかしいのか頬を染めて、言葉にすることを戸惑うような表情。
何を思っているのか此方は当然分からないが、早く言って欲しいと促す。
「……実は、神楽先輩はSweetsが大好物なのだと、瀬名先輩からお聞きしまして」
『すいーつ？』
また流暢な言葉が発せられた為、英単語の確認も兼ね、無意識に復唱。
朱桜くんはコクリと頷く。
＿＿そういえば。
『朱桜くんってお菓子、好きなんだっけ？』
こっちも瀬名くんから、そんな話を聞いたことがあるような。
決してそれは好ましい内容ではなく、愚痴に近かったけれども。
「……っはい！ 特に私、Snacks……す、スナック菓子が好物でして！」
すると、今まで見た事のないように身を乗り出して、バイオレットの瞳をきらきら輝かせる彼。
こんな顔もするのか、と少しびっくりした。
つい立ち止まって熱弁し始める朱桜くんに、自分は圧倒されつつも耳を傾ける。
年相応の一面もあるんだなと微笑ましく思っていれば、突然我に返ったような反応。
「……す、すみません……取り乱してしまって……」
1歩下がって、気まずさに居心地が悪そう。
そんな、目を逸らしながら頬を掻く朱桜くんは、控えめに言ってとても可愛らしかった。
＿＿当初の目的も忘れて、じゃれあっている(？)私たちに見えるだろうが、決して頭から抜け落ちたわけではない。
きっと、此方が足を進めれば着いてきてくれるだろう＿＿。
思惑通り、いきなり前身した私を、彼は追ってきてくれた。
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ひなたりん(プロフ) - 紫水さん» お久しぶりですね！この作品面白くて大好きです！反応集の更新頑張ります(｀・ω・´) (2020年7月26日 10時) (
レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - ひなたりんさん» ひなたりん様！お久しぶりです〜！！ﾍﾟｺﾘ((･ω･)_ _)) 明日中には続編公開予定なので、是非楽しみに待っていてください〜！！ こちらも、反応集の更新楽しみにしていますね´`* (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
ひなたりん(プロフ) - ぞ、続編！？楽しみに待ってますね！紫水様ほんと好きです← (2020年7月25日 23時) (レス) id: 0e1418e0b0 (このIDを非表示/違反報告)
紫水(プロフ) - 烏賊さん» 返信が遅くなってしまいすみません！コメントありがとうございます！！英智くんの可愛さが、きちんと読者さんに伝われているようならとっても嬉しいです…！！ (2020年7月6日 22時) (レス) id: 0c629b66c9 (このIDを非表示/違反報告)
烏賊(プロフ) - 英智くんめっちゃ可愛いな... (2020年6月30日 20時) (レス) id: 407f6d7981 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫水 | 作成日時：2020年5月20日 14時
