やまいの短編集 (ページ21)

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嫉妬×後輩 4 ページ21

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あっつい。

山田。何か入れた？

山「伊野尾ちゃん。暑い？」

伊「…やまだ。あつい。」

俺は山田に床ドンしながら言った。

伊「俺。山田嫌い。」

山「えっ。」

山田は起き上がった。

涙目の山田。

本とに俺が好きなんだと思っていた。

伊「だって。山田。俺に薬入れるんだもん。」

そう言うと山田は急にキスをした。

何々何々！？

なんか怖い。

逃げても絡まってくるキス。

山「あのっね。伊野尾ちゃん。好き。」

伊「知ってる。」

俺らはベッドに座って話してる。

山「その。好き。じゃあなくて。」

伊「山田。俺と。付き合って。」

山「大ちゃんは？」

そう聞く山田。

こっちを見つめてくる目がなんとなく仔犬に似てる。

山「大ちゃんは？どうなの。」
伊「二股しちゃう？」

山「え"」

伊「嘘。俺は、山田。一筋だよ。」

おわっ。

何いってんの！？

コントロール出来ないよ。

山「伊野尾ちゃん。あの薬はね。

暑くなるのは副作用で。

本とは。

伊野尾ちゃんを操るだけに知念に作ってもらった、薬だよ。」

そう言った山田は

天使のような笑みで

山「俺が一番愛してる」

そう言って頬にキスをした。