やまいの短編集 (ページ14)

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クラスメイト×片想い 2 ページ14

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給食時間。

　「ちょっと！涼介！何でこうなんの！」

涼介君と楽しそうに食べている、侑李ちゃん。

何でだろう。心が傷つくのは。

楽しそうに食べているけれど、こんなにも、涼介君に近寄るなと

心の奥底にそういう気持ちが芽生え始めているのは。

-帰り道-

私の友達、大貴ちゃんと一緒に帰っている時。

有「伊野ちゃんはさ。誰が好きなの？」

好きな人…かぁ。

強いて言うなら、涼介か、裕翔君？

…かな？

モ「なぁ！伊野尾！誰が好きなん！」

クラスの男子に言われた。

ふと蘇るこの前言われた言葉。

有『私の好きな人は、涼介君。かな。…設定で。』

そう。設定で、好きな大ちゃん。

このまま、正直にはい。涼介君が好きです！って言ったら、傷つくだろうか。

ふと、そんなことを考える。

何も言えなくて、大ちゃんを見つめる。

伊「うん…涼介君…だよ？」

仕方なくそう言った。

でも、返ってきたのは…

モ「涼介は、やめとった方がいいよ。」

忠告だった。

伊「何で？」

そう、返す。

モ「だって、ライバルがいっぱいおるから。」

モ「光に、△△△に、…

侑李も。ライバル…よな？」

侑李…ちゃん…

だからあんなに、楽しそうに食べてたんだ。

涼介君の後ろの席って…

切ないじゃん。

でも、素で勝たなきゃ。

この、恋のヒィールドの勝者にならなきゃ。

私のsecandloveは、この時はすでに始まっていた。

別れが来るまで。

後。

4ヶ月_____。