だって、わたしがいる【銀魂】4

溜息すら : 土方 ページ41

土「…っとにかく！！！
べ、別にお前は、女として…
その、無ぇ訳じゃねぇだろ！
この前だって、どこぞの男に
告白されてたじゃねえか！」


「それは！！！
…、、そうですけど…」


土「…？」




Aは急に黙り込み、俯く。
おかしなこと、言ったか？




「…でもそれは、違くて、






じ、自分が、
想う人にいいなと
想われたいじゃないですか…」


土「っっ！！！！？」







手汗を感じる。


おい、どうなってんだ。






Aは、


こんなに
女らしかったか？





つい、この前も
同じように感じたが



なんだ。



日に日に増してねぇか？





俯き加減の眼を潤ませ、
顔は相変わらず、赤く染まり
細い身体を持て余すかのように恥らぐ。


はぁ。


と溢れる、
溜息すら色っぺえ。







土「……っ！！！

お、かしなことで悩む必要ねぇ！
それに！！！！だな！！
あんまり、女らしくても
ここじゃ邪魔になるだけだ。
てめぇは女だが、真選組隊士だ！」




自分でも意味の分からないことを並べ、
感じ取り、吸い寄せられそうになる
乱れた理性をなんとか正す。




「そ、、そうですね、確かに。
真選組隊士として
女を武器に仕事するだなんて
わたしにはまだまだ、先のことですね！」


土「お、おう！そうだな！！
そん時が来たら、大いに役立てるよう
とりあえず、今夜から
毎晩食べてるチョコを辞めたらどうだ？な！」


「あ、いや、それは無理です。絶対に」


土「即答かよっっっ！！！！」

ぷにぷに→←ドジ踏もうが : 土方

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す