温もり ページ2
ガラッッッッ
沖「A、見廻り行きやすぜぃ」
土「おい。上司の部屋だぞ。
声くらい掛けてから開けろ、総悟」
沖「ほら、早くしなせぇ。
あっこのこしあん団子が売り切れちまう」
「あ!はい!今すぐ!!」
土「てめぇら、サボる気満々じゃねぇかぁぁぁ!!!!」
昨夜も、わたしを早く床に就かせた土方さんは
自身は随分と遅くまで仕事をしていたようで
瞳孔開きっぱなしの三白眼の下は
青黒いくまが深く、朝から機嫌が悪い。
「行って来ますね、土方さん」
土「…おう」
だけれど、
時より
沖「……」
わたしと合わせる視線に、
あの時の声のように、
温もりを感じることが増えた。
「…お土産、こしあん団子でいいですか?」
土「いや、いらねぇわっ!!!!」
「ああ言ってましたけど
やっぱり、こしあん団子がいいですよね…」
沖田隊長と歌舞伎町の見廻りをしながら
団子屋へと足を急がす。
沖「…いらねーって言ってたろ」
「あ!その上にマヨネーズと
特別にわたしのm&msトッピングしたら…」
沖「……おえぇっ」
?「あれ、…Aさん?」
「へ…?」
名前を呼ばれ、振り向くと
わぁ、と声を漏らしそうになる程の
綺麗な女性が立っていた。
?「あなた、Aさん、ですよね?」
沖「姉御じゃねぇですかい。
お勤めの帰りで?」
?「沖田さん、こんにちは。
ええ、昨夜も御宅のゴリラが迷い込んで来て
営業妨害もいいところなんです。
そろそろ、処刑台へ連行してくれません?」
「ご、ゴリラ!?…あれ、それって」
?「あら、ごめんなさい。
Aさん、初めまして。
志村新八の姉の妙です」
「あなたがっ!メガ、…新八くんの!
初めまして!!Aです」
妙「お噂は予々。
ずっとお逢いしたかったのよ!
ほんとに綺麗な方ね!!!
これなら大丈夫だわ!」
沖「?大丈夫ってなんでさぁ」
「?」
妙「Aさんにお願いがあるのよ。
どうにか、受けて欲しいのだけれど…」
「お願い…?
お困りなら、なんなりと!!
力になりますよ!」
妙「ほんと!??助かるわ!
じゃあ…」
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美雨(プロフ) - りんごあめさん» りんごあめさん コメント嬉しいです!ありがとうございます涙 リズムも悪いのに一気読みなんて感謝しかありませんっっ!!ご期待に少しでも応えられるよう、更新頑張りますのでまた読みに来てあげてください(´°д°`)土方さんにももう少し、頑張ってもらいましょう笑 (2018年3月9日 23時) (レス) id: 8246142a47 (このIDを非表示/違反報告)
りんごあめ(プロフ) - すごく面白くて一気に1から読んじゃいました♪土方推しなので最高です笑続きがすごい気になります!更新楽しみにしています(*^^*)頑張ってください♪ (2018年3月9日 2時) (レス) id: 2ec5c65a57 (このIDを非表示/違反報告)
美雨(プロフ) - オタクさん» オタクさん コメントありがとうございます泣 そんな風に言ってもらえて嬉しいです!!楽しんでもらえるよう、気に入ってもらえるよう、引き続き、頑張らせていただきますっ!!オチ未だに揺らいでいますが、デロデロ書きたいなぁ…笑 (2018年2月27日 20時) (レス) id: 8246142a47 (このIDを非表示/違反報告)
オタク - めっちゃっっっ良い話ですね!!尊い!!私は個人的に土方さんですね!ミツバさんとの思いよりも深く愛してほしいですね!!そして最終的にはデロデロに甘やかしてほしいですね土方さんの恋は是非報われてほしい!!(願望) (2018年2月25日 3時) (レス) id: 7bc9a154f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:美雨 | 作成日時:2018年2月23日 23時