だって、わたしがいる【銀魂】11

鬱積 : 銀時 ページ43

がっったぁぁーーんっ



銀「っっゃっべえええぇ！！」


新「ちょ！？銀さん！？
なんでまだパジャマなんですか！？
もう出ないと結婚式、間に合いませんよ！」


銀「眠れなかったんだよっ！！
試行錯誤して頑張ったのに朝になっちまって
もういいわ！このまま起きてりゃいいんだろ！？
って開き直ってたら、寝坊だよ！！っくっそ！」


神「思いっきし、自分のせいネ。
ヅラとべろんべろんになるまで飲んでたのが悪いアル」


銀「あれっ！？ヅラは？
あいつ、どうやって帰ったんだ？」


神「ああ、エリーが迎えに来て
引き摺られて行ったアルよ」


銀「何？あいつらデキてんの？」


新「そんなことどうでもいいから！！
早く、これに着替えて！」


銀「ああああ！晴れ舞台なのにぃ！」


新「いや、あんたのじゃないからね！？
Aさんの隣、
ぶん取るような真似しないでくださいよっ！？」



皺にならねぇように掛けていた礼服を
新八から受け取り、いちご牛乳パンツの上に着る。
心の奥の鬱積には気づいているが、
今日はどうやったって見ねぇフリしねぇとな。



銀「…お前が変なこと言うから、
ダスティン・ホフマン思い出しちゃったじゃねぇか」


新「やめてくださいよ。あの映画だって、
最後花嫁を奪ったはいいものの
バスの中で現実に気づいて、呆然とするじゃないですか。
まあ、Aさんはそんなアホに
着いて行くような人じゃないですけどね」


銀「…………わぁってるよ」


神「もう出ないとさすがにマズい、」



どっっっっっ
ごおおぉぉぉぉぉんんんっ



銀「っっ！？な、なんだ！？」


新「なんか落ちて来て、天井ぶっ壊れたぁぁ！
何？UFO！？？」


銀「今時、珍しくもなんともねぇよ！
あ！？これ…！」


神「あ、UFOのドアが開いたアル！」



ういぃぃーん



坂「あははは！！悪いのぉ、金時！
小型船じゃき、不時着できる思ったら
できんかったわ！！あははは！」


銀「てめぇかよっ！！こんのクソ忙しい時に
何しでかしてくれてんだ！辰馬あぁ！！」


陸「ふむ、これでAの式に間に合うな」


神「陸奥姉たちも招待されてたアルか！」


新「ああ…また修理が、って
ほんとに間に合わなくなりますよ！
早く皆で行きましょう！！」


坂「おう！金時！様になってるのぉ！」


銀「お前はいつも通り過ぎんだろ。
……あいつは、、連れて来なかったのかよ」


坂「来る訳なか！来ちょうもんなら、
号泣して大変ぜよ！！」


銀「っは、違ぇねえ」

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