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Aに電話をかけたら割とすぐに出た。
小山「あ、A？」
「あれ！お疲れ様！どうかした？？」
ライブ後の身体にAの声が染みる。
隣で手越とシゲがニヤニヤしてるのだけが癪だ。
手越がスピーカーにしろというジェスチャーをしてくるので仕方なくスピーカーにした。
電話の向こうからはガヤガヤとした賑やかな音がする。
小山「あ〜いや、今どこ？」
「今？まだ会場の外だよ」
小山「あ、そう？今からこっちこない？」
「こっちって？」
小山「俺らの楽屋」
「え？？」
驚いてる様子が電話越しにも伝わってきた。
けれど、そのままAは何も言わなくなってしまって、ちょっと戸惑う。
悩んでいるのだろうか。
ちょっとするとAが口を開いた。
「ごめん…ちょっと、それは辞めておこうかな…あくまでも、ファンだし」
Aが気まずそうな声でそう言った。
しまった忘れてた。
Aはファンとしてしっかりと線引きができる子だったのを忘れてた。
Aをライブで見つけられなかった分、早く会いたかったから、断られてつい、ちょっとしゅんとしてしまった。
それを見かねた手越が元気よく俺らの間に割り込んできた。
手越「Aちゃん！お世話になります〜手越ですどーもどーも」
「ひゃ！！ちょ、て、手越さん声大きいです…外に聞こえちゃいます」
…なんだろう、ライブ後だからなのか、手越にファンサを貰った後だからなのか、手越が出たら急にA嬉しそうじゃない？
Aが戸惑ってる様子を見せながらも満更でもなさそうだからちょっと妬いてしまう。
手越「ごめんごめん！笑
俺らなんもしないから小山さんに会ってあげてよ！笑 めちゃくちゃ落ち込んでるからさ！あくまでも小山さんと帰るってことにしてあげてよ」
「うーん、手越さんにはお世話になってますし、そんな願いされたら………あくまで慶ちゃんと帰るってだけですからね！！」
手越「やった！」
手越が俺に向かってニヤニヤしてくる。
その顔にちょっとムカついたけど、さすが手越だなあ、なんて少し関心してしまう。
ライブ後の手越パワーはAにとっていつもより強力なのだろう。
手越に少しだけ感謝した。
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のぞみ - すさん» 毎日更新されているのをみるのが日課になってます！！応援してます！！ (2020年5月9日 23時) (
レス) id: d74b8f50d2 (このIDを非表示/違反報告)
す(プロフ) - のぞみさん» そう言っていただけて本当に嬉しいです。文章じゃ伝わらないくらい喜んでます（ ; ; ）ありがとうございます！もうしばらくよろしくお願いします^ ^ (2020年5月8日 20時) (レス) id: 3453104ff2 (このIDを非表示/違反報告)
のぞみ - 毎日楽しみにしてます！！すごくこのお話大好きです！！ (2020年5月8日 20時) (レス) id: d74b8f50d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：す | 作成日時：2020年3月23日 13時
