立ち入り禁止

立ち入り禁止 7 ページ36

「ここでいいのか？」

俺は、父さんが何処にいるのかヒントがあるらしいという奏太さんの連絡に駆け付けた

インターホンを鳴らすと知らない人たちと奏太さんがいた

どうやらこの人たちも大事な人が行方不明らしい

「エッ…哲さんの幼馴染って今朝ニュースで事故に遭ってしまった人なんですか？」

「あぁ、よっしーはお父さんだよね？」

それもあるが…

「後、友達です」

愛実の奴…あれほど警告したのに噂やりやがったな

結菜がどれだけ心配してるのか分かってるのか？

心の中で文句を言っていると

「っで？魁斗が紀のいとこなんだよな？奏太は全員(消えた人達と紀)と面識があるんだよな？」

…奏太さんは皆と？

「はい！愛実ちゃんは妹の友達で太一さんはよっしーの父親…紀さんは事故直前でぶつかりました」

なんだ…？この胸騒ぎは

「そうか…皆ある共通点を抱えているのは確かだな」

哲さんは顎に手をあて呟いた

「何ですか？その、共通点って…」

「あっ、あぁ…【禁止】だよ」

【禁止】？…あっ！

「愛実は【見るの禁止】という噂をやって行方が分からないんですよ！」

そう言うと…

「じゃあ、太一さんは【立ち入り禁止】の場所に言ったからなのか？」

顔を歪めて聞いた

「そうなるね…そういえば奏太も危険なんじゃない？」

魁斗さんは彼の方を向いて心配そうに言った。

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