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マジかー…
気になってた人が隣にいるとかこんな急展開ってあり?
「えっと…清水先輩は合唱部なんですよね?じゃあ真梨と一緒ですね!」
あれから約5分。なんとか話題を作ろうと必死に話しかける。
「合唱部ねー…もうすぐ校内発表だから忙しいんだよねー…」
そうしたら、笑顔で返してくれた。まあ、内容が内容だから、ちょっと苦しそうな笑顔だったんだけど…
『次は、クラス対抗40人リレーです。障害物競争に出場する生徒は、召集場所に集まって下さい!』
アナウンスが入り、生徒がわらわらと移動してる。急がなきゃ!
「あ、真梨と私、障害物競争出るんで、行きますね!失礼します!……っと、真梨早く!」
しかし戻ってきたら、先輩は別の所に行ってしまったらしく、その日はその後会えることはなかった。
その日の帰り道、
「莉沙先輩って背高いよねー…マジ羨まし!」
真梨との会話は莉沙先輩についての話ばっかりだった。真梨は真梨で、莉沙先輩の事を先輩として尊敬しているらしいし、憧れでもあるらしい。
「それな!背高いし、それでいて細くてスタイル良いし…はぁ…本当、モデルみたいだもんねー…真梨はあの先輩と部活でいつも会えるから羨ましいよ…」
「私、莉沙先輩の頭身ざっくり計ってみたんだけど、7頭身くらいあったよ?」
「マジすか!」
そんな会話を繰り返した結論は、
もっと莉沙先輩の事を知りたい
それだけだった。
私は真梨に言った。
「私さ、莉沙先輩ともっと仲良くなりたい…」
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作者名:さくらももち | 作成日時:2016年11月2日 21時