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「…―――昨日も言ったけどなー、明日の7限は…――――じゃあ最後に今日の掃除当番の人、忘れずにお願いしますよー。あ、あと特別教室も!昨日、佐伯さんと坂本さん、掃除来なかったって担当の先生お怒りでしたよ?」
「へーい」
いかにもやる気なさそうに佐伯さんと坂本が返事をした。てかせんせー話長い!
15時過ぎそうなんですけど…
「はい、じゃあ終りね。起立、礼。さようなら〜」
やっと先生の長話と終礼終わった…
絶対あの二人待ってるよー…ドタキャンしたらしたで面倒な事になりそうだし。
「あ、千夏ちゃん!どこ行くの?」
莉沙先輩が、階段を降りてきた私に気づいて話しかけてきた。
「あの後、またあの二人に呼び出しくらったんで、社会科室に行くところです。」
と出来る限りの明るい笑顔で言うと、心配そうな顔で、
「え…あの二人には言っておいたのに…大丈夫?私も行こうか?」
でも…
「大丈夫です!先輩相手であろうと、バシッと言ってきます!」
ガッツポーズを決めると、先輩もガッツポーズで返して来て、「そっか…頑張れ!」って応援してくれた。
「遅い。」
社会科室に入ると、既に二人は来ていて、腕組みをして待っていた。
「すみません。」
さーて…今回は何を言ってくるかなー
私が仲良くする人は私が決める!誰にもそれは縛れないはずだよ?
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作者名:さくらももち | 作成日時:2016年11月2日 21時