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目障り : 銀時 ページ9

銀「ぬあああああ!!」


新「ちょ、何いきなり
朝ごはんに向かって叫んでるんですか!
ていうか、時間的にはもう
昼ごはんですけどね!」


銀「ブランチだよ、ブランチ!!
それに朝も昼もどうせ、
卵かけご飯だろうが!!」


神「文句言うなら、食べなくてヨロシ!」


銀「母ちゃんみてぇなこと言うなら、
たまには目玉焼きでも焼いてくれよ!!
あああああ、俺もAちゃんのご飯が
食べたいよおおおぉぉぉ!!!
あいつら、いっつもAちゃんの
ご飯食べられるとかズル過ぎだろおおおぉ!
つうか、絶対あのV字、それ狙って
女中にさせただろおおおぉクソがあぁぁ!」


新「いや、Aさんて言うよりは
おばさんの手料理なんじゃないですかね。
おばさんの方が断然、多いし」


神「そんな文句ばっかり言うなら、
あいつらんとこで食べればいいアル!
このご飯はわたしが戴くネ!」


銀「てめぇはさっき、二合
食ったばっかだろうが!!
夜用にタイマーセットしておいたのに
なんでもう空なんだよ!?
つうか、炊けてた!?」


神「わたしは固めが好みアル」


銀「それ、ご飯じゃねぇよ。
米だろ、ただの」



はあぁあ!とソファに寄り掛かる。
もう頭ん中、Aちゃんのことしかねぇんだけど。
…いや、そこに必ずあのV字と
ドSも出てきやがるんだけど。



銀「…くっそ目障りっっっ」


新「おわっ、もう!
何ですか!さっきから!!
突然、大声出すのやめてもらえます!?」


神「ウザいアル。さっさと
逢いに行ってこいヨ」


銀「…」



新八に迷惑がられ、
神楽に煙たがられ、
居心地の悪いまま、卵かけご飯を頬張る。
なんで自分の家でこんなに
居た堪れない思いしなきゃなんねぇのよ。



ピンポーン



銀「あ?誰だ?ババアか!?」


神「あの影はちょっと違うみたいアル」


新「お客さんかも知れないよ!
はーい!今出まーす!」



ババアじゃねぇなら、一安心だわと
再度、卵かけご飯に夢中になってると
慣れた名前が聞こえて来た。



新「はーい!あれ、月詠さん!」


神「ツッキー!遊びに来たアルか?」


月「ちょっとな。
主人はいるか?まだ寝ちょるんか?」


銀「さすがに起きてますけどー。
何の用だよ?」



食べ終わった口を拭きながら
顔を出すと、挨拶もねぇままの
月詠の呆れ顔が鬱陶しくて
踵を翻す、俺に言った。



月「銀時、頼みがある。
Aに逢いに行きたい。
真選組に共に行ってくれぬか」



がたたっ



銀「い、今何て!?」

正気 : 銀時→←みっつ : 土方



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美雨(プロフ) - シリアス系の人さん» 更新が滞っていたのにコメントいただけて、嬉しいです!ありがとうございます!ゆっくりにはなってしまいますが頑張ります!! (2019年6月23日 22時) (レス) id: c9e3b5a9e5 (このIDを非表示/違反報告)
シリアス系の人 - いつも見てます!更新頑張ってください! (2019年6月23日 19時) (レス) id: 3f134b9658 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美雨 | 作成日時:2019年5月19日 23時

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