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アホらし : 銀時 ページ48

銀「おい、マジかよ」


終[うわぁ…]


沖「こいつ、生きてんですかぃ?」


「わあああ!!気持ち悪いぃ!
可愛い!!!」


銀終沖「!????」



これまた、思ってたよりやべぇ深海魚を
延々と垂れ流す衝撃映像てんこ盛りの特集は
少なからず、俺らを困惑させ
少なからず、彼女にドン引きさせた。

いや、まぁね、
うちにも感性おかしい子いるけどね、
まさか、その類だとは思ってなかったからさ。
そっかそっか、そっちなんだAちゃんて。
ふーん、そっかそっか………。
うん、まぁ、眼を輝かせて見て見て!言ってる姿は
もうそれはそれは、天使のようなんだけどね…。



沖「旦那って、ほんと変な女に
囲まれてますよねぃ」


銀「認めたくねぇが認めざるを得なそうだわ」


終[女の人が言う可愛いは
信じられないってほんとだったんだ…」


「出ちゃってる!出ちゃってる!
眼玉出ちゃってるよぉ!ふふふふ!!」


沖「さ、酒、呑ませやした?」


銀「いや、一口も飲んでねぇよ。
純粋なテンションで言ってるよ」


終[もはや、テレビに張り付いてる…]



がら…



土「あ?まだ見てたのか、お前ぇら」


沖「ああ、土方さん。お帰りなせぇ」


銀「やけに早かったじゃねぇの。
ちゃんと見廻りしてきたの?」


土「して来たわっ!!!
つうか、お前らなんでそんな後ろに
3人で座ってんだ?」


銀「お、思いが行動に出ちゃったって言うか…」


土「は?」



俺らは3人揃って、虚ろ気に前を指差す。
その先に顔を向けた土方くんの様子が
少しずつ、俺らと同じになっていって。



「ちょ、何この子!ねえ!あなた!
どうしたの?なんでそんなになっちゃったの!?
気持ち悪すぎて、可愛いねぇ!」


土「………」



テレビに映る、深海魚に話しかけながら
テレビの前を陣取る、Aちゃんと
ドン引きしている、後方男4人。
テンションマックスの子の後ろ姿を見ながら
酒を飲み続ける、おかしな絵面だ。



土「っごく、…何がおもしれぇんだか」



そう引き気味に言いながら、
自分で買って来たらしい
酒を開けて飲む土方くん。
ちらりと盗み見ながら、俺も酒を仰ぐ。



土「………」


銀「………」



その横顔が
ほんの少し、何かを
愛しむように緩んだことにも
酒を出した袋に
甘ぇもんを食べないこいつが
嫌いそうなお菓子が入ってることにも




なんで、


気付いちまうかなぁ。





銀「…………アホらし」


土「あ?なんか言ったか」


銀「んでもねぇ」

プレイ : 土方→←ほんとは : 銀時



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美雨(プロフ) - シリアス系の人さん» 更新が滞っていたのにコメントいただけて、嬉しいです!ありがとうございます!ゆっくりにはなってしまいますが頑張ります!! (2019年6月23日 22時) (レス) id: c9e3b5a9e5 (このIDを非表示/違反報告)
シリアス系の人 - いつも見てます!更新頑張ってください! (2019年6月23日 19時) (レス) id: 3f134b9658 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美雨 | 作成日時:2019年5月19日 23時

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