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楽しめ : 銀時 ページ30

銀「……ぐず。
最近の若者映画と来たら、
全部ああなのか…?」


土「俺も初めて見たが…、
なめてかかってた。ずず…っ。
あんなに心情を揺さぶってくるたぁな…」


銀「ああ、俺の汚れきった心が
洗われたようだったよ…」


土「続編も決まってるらしい。
行くしかねぇな……」


銀「……ところでよぉ、」


土「……ああ」


銀「なんかよ…」


土「あんだよ…」




沖「それ、美味そうだねぃ」


「少し食べます?」




銀「なんか、超いい感じなんだけどぉ!?
覗き見てる自分が哀れに思えて
仕方ないんだけどおおぉぉ!??」


土「つうか、あの無計画野郎が
きっちり計画立ててね!?
あいつ、本気じゃね!?」


銀「しかも、なんだろうね、
嫌ってくらい画になっちゃってるんだけど。
さわやか過ぎて、眼が痛いんだけど」


土「あいつのドS悪魔っぷりは
どこに消えたんだよ…」



映画を見終わってからも、
ふらふらと買い物に出たと思ったら
行く店、行く店、ちゃんとAちゃんが
反応しそうなところ、選んでるし
ランチに至っては、予約済みだったくせぇぞ!
なんだよ、この完璧なデート!!
あいつ、そんなことするタイプじゃねぇだろ!?



銀「あいつさ…、マジなのか?」


土「読めねぇ奴だとは知ってたが、
まさか、ここまでだとは
俺も思わなかったよ…。
何がしてぇんだ、あいつぁ」



「総悟さん、行きたいところないんですか?
何か用事があってわたしを誘ったんですよね?」


沖「は?」



銀土「え?」



ランチも終わり、デザートを食べていると
Aちゃんは不思議がるように突然聞いた。



沖「どういう意味でぃ?」


「だって、映画も
女性が好みそうな内容だったし
お買い物もここも、きっと
わたしに合わせてくださったんですよね。
何か、わたしが必要な用事が
あったんじゃないんですか?」


沖「…」




銀「……Aちゃん、って」


土「天然か?…いや、
そもそも、あいつが得てきた好意には
対価が支払われていた。
そのまま、受け取められねぇのか」


銀「ああ…なるほどね…」



沖田くんは短く溜息を吐き、
ナフキンで口を拭いた。



沖「余計なこと考えねぇでいいから、
ちったぁ、楽しめ」


「?はい…」


沖「あとそれ。
Aの方が歳上なんだから
敬語、やめてくだせぇ」


「…分かりま、、た」


沖「っぷ、なんだそれ」


「ふふ、慣れなくて…すみ、
じゃなくて!ごめん」


沖「デザート食ったら、次行きまさぁ」

変な奴 : 土方→←Kはダメ : 銀時



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美雨(プロフ) - シリアス系の人さん» 更新が滞っていたのにコメントいただけて、嬉しいです!ありがとうございます!ゆっくりにはなってしまいますが頑張ります!! (2019年6月23日 22時) (レス) id: c9e3b5a9e5 (このIDを非表示/違反報告)
シリアス系の人 - いつも見てます!更新頑張ってください! (2019年6月23日 19時) (レス) id: 3f134b9658 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:美雨 | 作成日時:2019年5月19日 23時

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