ウホウホ : 土方 ページ12
土「…っ！！？？」
「取れました」
そう言って、俺の唇横を
人差し指で撫でたAは
ほらね、とにっこり笑って見せる。
俺は飯を喉に詰まらせるんじゃないかと
思う程に、んぐっと息が止まっちまって
慌てて、咳をして誤魔化す。
「大丈夫ですか！？お茶どうぞ！」
土「ごくっ！す、すまねえ。
掻き込み過ぎたみてぇだ」
「もし、何か食べたいものとか
これが気に入ったとかあれば
教えてください。また作りますから」
土「あ、ああ…」
「おばさまに聞きました。
土方さんはいつも一人、
ご飯を逃して食べないまま
お仕事されてるって…。
そういう時はまたこうして、
わたしが作って届けますから」
土「……じゃ、じゃあ、
これからも頼、」
どんがらがっしゃーーん
銀「さっきから見てりゃ、
てめぇは何してくれとんじゃああ！！」
「っ！？え！銀時さん！？」
土「万事屋！？なんでてめぇがここに、」
月「わっちもおる」
「！？？月詠さん！」
月「久しぶりじゃのぉ。A。
今のお前を見たくて、
こっちから逢いに来てしまった」
銀「おい！ごらあぁ！！
さっきのなんだ！こらぁ！
ガキじゃねぇんだから
ほっぺのマヨぐらい、てめぇで取れや！」
土「！？？いつから、見て、」
銀「『お前、料理も出来るんだな』
辺りからですけどおおおおぉぉ！！」
月「邪魔しちゃ悪いと思って、
取り押さえておったのじゃ。
そうか、A。
甲斐性なしじゃなくて、
やはり公務員がいいんじゃな」
「え？」
土「なんの話をしてんだ、てめぇは！！
つうか、どっから入って来やがった！？
ちゃんと門番通して入れ！！」
銀「通しましたぁ！
おたくのゴリラにウホウホ言われて
ちゃんと通って、入って来ましたぁ！」
土「…近藤さん………」
月「元気そうで何よりじゃ、A。
大変じゃったの。すまなかった、
力になってあげられんくて」
「…何を！見送っていただいたのに、
こんな結果になってしまって…ごめんなさい」
俺に馬乗りになる万事屋と俺は
横でしんみりし始める、ふたりに気づいて
眼を合わせて、離れろ！とお互いを突き飛ばす。
月「土方。Aを雇ったそうじゃな」
土「ああ？ああ、まだ保護下にあるからな」
月「もし、ここでの生活が
Aにとって劣悪なものであるなら
Aは吉原に連れ戻すからな」
土「ああ、わかったわかったって、
…………は？」
銀「え！？は！？何それ！？」
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美雨(プロフ) - シリアス系の人さん» 更新が滞っていたのにコメントいただけて、嬉しいです！ありがとうございます！ゆっくりにはなってしまいますが頑張ります！！ (2019年6月23日 22時) (
レス) id: c9e3b5a9e5 (このIDを非表示/違反報告)
シリアス系の人 - いつも見てます！更新頑張ってください！ (2019年6月23日 19時) (レス) id: 3f134b9658 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美雨 | 作成日時：2019年5月19日 23時
