逃げる ページ6
わたしは逃げた、素足が地面に擦り付けられ、血が滲みでるが今はそれは気にしない。
いや、もう気にする必要などないのだ。
何故彼らは私の名前を知っていたのか判らなかった、でももしかしたら名前が同じなだけで全然違う人物なのかもしれないと思った、しかしそのようなことはないと直感的に思った。
わたしは昔から直感で生きてきた女だった、その直感は大体当たっていた。
息を切らし乍らも苦しい息を続け、私は小さい路地裏に入った。
「如何してっ...何処なのよ」
わたしの知っていた横浜は抗争状態に陥っていた、なのに何でこんなっ...
平和なのは良いことだ、でもなぜあの一日でこんなに修復ささってるんだ、いくらなんでもおかしすぎる。
わたしの記憶は何故か一部飛んでいた。
抗争状態だった横浜で夜叉が暴走して...
そこから急に平和な横浜に戻っていた。
何故だ、何が起こったんだ、あの一夜で一瞬で、抗争じゃなくじゃなって...
駄目だこれ以上考えると頭が可笑しくなりそうだ。
「...あ」
目の前には越えられない大きな壁、そうか、此処は袋小路だったんだ。
わたしは後ろを振り返った、二人がすぐそこにいた、足速いな...
「ねぇ？あさのA...について何か知ってるの？」
「違う、何で探すの？わたしは...違うんだ」
この人たちにわたしが
あさのAだって云うと...駄目な気がするんだ。
若しかしたらあの人たちを殺したのがバレたのかもしれない
だとしたら尚更捕まってはいけないんだ、そうしないと、わたしは...
この時、視界がぐらりと揺らいだ。
「っ...」
頭に重みを感じて、膝をつく。
異変に気が付いたのか、二人はこちらに走ってきた。
頼む、今は落ち着かせてくれ、だから...
「っ...いた......っ」
「大丈夫！？何処か痛いの？」
青少年の彼が私を気に掛ける、しかしわたしが思っていたより彼らは優しかった。
でも...何故だろうか。
わたしは...この人たちを知っている。
そのまま、私の意識は路地裏の闇のように消えた。
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幻想見る主人 - 乱歩君大好き人間さん» 宮川さん似の先生って何かいいですね！←何が？ うちの男子先生太っている人しかいませんよ← 逆に女先生全員美人← (2018年12月1日 18時) (
レス) id: 4872ed47ec (このIDを非表示/違反報告)
幻想見る主人 - 乱歩君大好き人間さん» 風邪+うちの嫌いな男子(一名)のせいで...声が...ね、うん...←取り敢えず怒鳴って風邪拗らせて今に至るわけですよ←授業なんて殆ど手話でしたよ←おい (2018年12月1日 16時) (レス) id: 4872ed47ec (このIDを非表示/違反報告)
乱歩君大好き人間(プロフ) - 幻想見る主人さん» うちの担任なんか宮川大輔似のナルシストの塊なんで…でも字が超綺麗なんで腹立つ← (2018年12月1日 15時) (レス) id: 890e7ee745 (このIDを非表示/違反報告)
乱歩君大好き人間(プロフ) - いいなあ美人先生…うちの学校居ないっすよ←失礼すぎる 声でなくなったってどういう経緯でそうなったんですか、教えてください← (2018年12月1日 15時) (レス) id: 890e7ee745 (このIDを非表示/違反報告)
幻想見る主人 - 乱歩君大好き人間さん» あぁ、桃味も美味しいですが......どうしよう、今度は私じゃなくて私の担任の超美人先生が声でなくなった、どうしましょ......←弟？ンなもンもう手遅れだよ← (2018年11月26日 16時) (レス) id: 4872ed47ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：幻想見る主人 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/buyda/
作成日時：2018年11月7日 10時
