私の静かな日常を返して、今直ぐに！パート２【文スト】

考え ページ49

太宰治 side＿＿＿＿＿＿＿




...気が付けば夕日が沈んでいた。




あ、もうこんな時間なんだ。結構外に居たな...、最初は病院に行ってからそのまま入水しようかな〜何て考えてたのに。




彼女のせいでここまで来てしまった。彼女と云うのはAちゃんのことだ。




私が本気で惚れている...女性の妹だ。




やっぱり「あさの」って名字を聞いた時から一寸疑っていたんだ。




目の色がとても似ていた、姉の方がハイライトが入っていたが、妹のAちゃんは全く目に光が宿っていない。姉がマフィアなのに...それと真面目に比べると、恐ろしい。




まぁ姉のあやこは、あの芥川君と並ぶ腕の妹だ。大体は想像つく。相当訓練されたのだろう。




しかし、遠野屋............その主人が元政府暗殺者だったとは。




だからあの時目付きが鋭かったのか...通りで、納得できる。




一寸、彼の経歴洗ってみるか、さすれば何かもっと意外なものが出てくるかも♪




私は橋を渡り、川の音を聞きながら鼻唄を歌って歩いていた。途中で女性の視線が私の方を向いていたらしいが、私は気にしないまま、歩いていった。




何時もは私から話しかけて心中に誘うのに、今はそういう気はしなかった。




「確か源庵...先生だっけ？あの人も.......怪しいねぇ」




Aちゃんのことを重視していたように見えた。




あれが正直私も「普通の町医者」に見えなかった。いや、見えたくなかったのだ。私の脳内で何かがそう訴えている。




だってAちゃんが疑っていた様な目付きで睨んでいたもの、絶対これは何かあるな。




序でに...源庵先生の経歴も洗うか。町医者なら...もしかしたら森さんとも顔見知りの可能性が高い。よし、明日ポートマフィアに行こう←




「面白くなりそうだねぇ...」




入水しようかな、って思ってたけど...今回はいいや！




口許に薄い笑みを浮かべると、私は次の日のことを考える。其がもう楽しみになってきた。




あぁ、ぞくぞくするじゃあないか...




私は少し歩くスピードを速め、探偵社の寮へ向かって行った。




　






　






後、一ヶ月後＿＿＿＿＿＿＿

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