あさの家は不思議がいっぱい ページ34
中原 中也side――
扉を開け、階段を降りるとそこには
『あ、ただいま終わりました』
元の身体になっていたAが居た。
いや、待て。先ず色々と突っ込むことがある。
あの一分足らずの間に何があった?先刻の変な悲鳴はなんだ?傍から聞けばとんでもねぇことやっている中学生にしか見えねぇよ
「お、おい...A、何やったんだ...?」
『え?何って...
一寸「調教」しただけですけど?」「うん、問題が大問題に今確信したわ」←
『は?一体何が問題なんですか中也さん?
あんなの拷問のうちにも入りませんよ』「君は一体どこからどこまでが拷問の範囲だって思っているんだい?」←
「A...真逆だとは思うが...」
鈴は震えながらAに問うが、Aは微笑んだまま何も云わない、ホラーだ。
鈴を除いて、俺達は奥の方の椅子に縛りつけられている男を見た。
ソイツは...顔色が先程にもよくなっていて、何故が頬が紅潮していた。
おい、マジで此奴何やったんだよ。
『さぁって、用は終わったし、帰りますか太宰さん』
「え、あ、うん...あれはいいの?」
『あぁ、あれですか?あれは...』
そのとき、椅子に縛り付けていた異能者が急に拘束を解いて、Aに向かって走っていった。
「「!?」」
この場で一番その男に近かったのはAだった、だから俺が今直ぐ向かおうとしても遅かった。
その男はAの腕にしがみつくと、先程とは全く違い、せがむように
「Aっ...頼む...もう一度...あれを...」
「いや本当お前何やったんだよ、ほとんど中毒者みたいになってるじゃねぇか」←
次の瞬間、その異能者が水平に横に吹っ飛んだ。
「...え」
それがほんの一瞬だったから見えなかったが、何かに貫かれたのが分かった。
その異能者は壁にクレーターみたいな罅を入れた後、静かに地面へと落ちた。
「チッ...もう少し行くと思ったが」
その異能者を吹っ飛ばしたのは...鈴...だった。
鈴の姿は先刻とは違って、和服姿だった。
『あ、珍しいな、鈴が異能使うだなんて』
「誰のせいだと思ってやがるんだ...全く、さっさと行けよ」
『ありがと』と云い、背を向け手を振るAはどこか吞気そうだった。太宰は真っ青だったが。
露出が多い着物だからだろうか、鈴の姿は物凄く色気に満ちていた...怖いな、最近の中学生って...
鏡花、Q、A、鈴、探偵社のあの賢治という奴いい...あ、駄目だ此奴等←
この時、中也は今どきの中学生の年の奴って怖いんだなと思ったとか...
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幻想見る主人 - 乱歩君大好き人間さん» 宮川さん似の先生って何かいいですね!←何が? うちの男子先生太っている人しかいませんよ← 逆に女先生全員美人← (2018年12月1日 18時) (レス) id: 4872ed47ec (このIDを非表示/違反報告)
幻想見る主人 - 乱歩君大好き人間さん» 風邪+うちの嫌いな男子(一名)のせいで...声が...ね、うん...←取り敢えず怒鳴って風邪拗らせて今に至るわけですよ←授業なんて殆ど手話でしたよ←おい (2018年12月1日 16時) (レス) id: 4872ed47ec (このIDを非表示/違反報告)
乱歩君大好き人間(プロフ) - 幻想見る主人さん» うちの担任なんか宮川大輔似のナルシストの塊なんで…でも字が超綺麗なんで腹立つ← (2018年12月1日 15時) (レス) id: 890e7ee745 (このIDを非表示/違反報告)
乱歩君大好き人間(プロフ) - いいなあ美人先生…うちの学校居ないっすよ←失礼すぎる 声でなくなったってどういう経緯でそうなったんですか、教えてください← (2018年12月1日 15時) (レス) id: 890e7ee745 (このIDを非表示/違反報告)
幻想見る主人 - 乱歩君大好き人間さん» あぁ、桃味も美味しいですが......どうしよう、今度は私じゃなくて私の担任の超美人先生が声でなくなった、どうしましょ......←弟?ンなもンもう手遅れだよ← (2018年11月26日 16時) (レス) id: 4872ed47ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幻想見る主人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/buyda/
作成日時:2018年11月7日 10時