身長が86センチ ページ48
中原 中也side――
中「...はぁ...」
最近の俺はどうも可笑しい
イヤ、酒癖とかそういう問題ではなくもっと別な問題だ。
そのせいで廊下で部下とすれ違う時に二度見される。この四日の間に二十二人に見られた。
その原因は...俺が今担当している、...あさのAについてだ、奴とは最近よく接触する。
彼奴は俺達ポートマフィアに相応しい人材だ。身体能力は遥かに高く、頭脳も一般よりも高い
見た目は十代後半から二十代にかけてだが、本当は十二、今年で十三らしいが全くそのような年には見えない。昨日だって俺が飲み過ぎてむしゃくしゃしてAに電話をかけたぐらいだ。
...暫く酒控えよう...←
俺が机に向かって突っ走ってたら、執務室のドアがノックされる音が聞こえた。俺が顔を上げると、入ってきたのは
紅「中也?居るかえ?」
ポートマフィア五大幹部、尾崎紅葉
中「姐さん、どうしたんですか?」
紅「最近部下から˝中也に声をかけても上の空状態˝だったという報告を受けてきたのじゃよ」
口許を着物の裾で隠し、楚々と笑う。
上の空...確かにそうなのかもしれねぇな。
紅「お主を見ていると、顔色が通常よりも薄れておる。部下からも心配されておるぞ」
中「すみません」
俺は軽く頭を下げ、俯いた。しかし姐さんはフッとまた微笑み「別に良いのじゃ」と云った。
紅「じゃが、一人で抱え込むのは無駄じゃぞ?お主の場合は直ぐ顔に出るからの」
そこまでか...部下が心配するのも無理はないか。
中「以後気を付けます」
紅「なら無理はせんことじゃな」
姐さんはそれだけを云って去っていった。
紅「あぁ、後中也」
姐さんはヒョコッという効果音が付きそうな動きでドアの隙間から顔を出した。
紅「
中「...は?」
俺が問う前に姐さんは本当に去ってしまった。
女に溺れるな...か
何時俺が溺れたっていうんだよ...俺があの女に
俺は重い溜息をつき、数枚の書類とにらめっこをした。
女に溺れて落ちるのも、女と共に生きるようなことと同じだ
所詮、束の間の夢でしかない。
太宰じゃあるまいし...
すると、またドアから二回ノックの音が聞こえた。
中「入れ」
「失礼します。組合の刺客がマフィアを襲撃して...」
中「チッ...またか」
昨日の一夜に続いて、組合もそろそろ本格的に潰そうとして来たか。
椅子に掛けてあった外套を羽織り、直ぐ俺は任務へと出かけた。
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幻想見る主人 - Runoさん» BS...!あぁ、BS...よし、頑張って探して録画しよう← (2018年12月13日 17時) (レス) id: 4872ed47ec (このIDを非表示/違反報告)
Runo(プロフ) - 今丁度三期やってますよーBSで。 (2018年11月11日 21時) (レス) id: 81b2e2d443 (このIDを非表示/違反報告)
幻想見る主人 - Runoさん» はい!時間があったら見てみたいと思います!面白いかぁ...是非見てみようかな? (2018年11月1日 22時) (レス) id: 2c36b5953f (このIDを非表示/違反報告)
Runo(プロフ) - 別アニメの能力ですwとある魔術の禁書目録の上条当麻っていう人のやつです!とある科学の超電磁砲も主人公以外一緒です!面白いんで見てみてくださいw (2018年10月29日 15時) (レス) id: 81b2e2d443 (このIDを非表示/違反報告)
幻想見る主人 - Runoさん» え、あ、こ、コメントありがとうございます!イマジンブレイカー...とは...ん?←バカ (2018年10月25日 22時) (レス) id: 8edca21fd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:幻想見る主人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/buyda/
作成日時:2018年8月23日 11時