人を見た目で判断しないでほしいな！？２ 【文スト】

身長が８４センチ ページ46

―――お前は永遠に呪われる




ガバッ！！




『...ハァ...！ハァッ......！』




白い布団を思いっきり上げる




汗が尋常じゃないほどに出て、気持ち悪い




首は痛く痒く、私は駆け足で洗面所へと向かう




顔を洗いう為、蛇口をひねる




鏡を見ると、顔色が普段と違い青っぽかった




『...ハァ、又か』




最近夢に出ていなかったから油断した。




私は探偵社へと向かうために早速準備を始める




『あ、そういえばまだカーディガン乾いてなかった』




二日前、マフィアに追い込まれて逃げた先が海だった為おかげで濡れてしまった。




白いロングスカァトと白いＴシャツは乾いているが、少々潮臭い




『...いいや、今日は』




どうせカーディガン着なかっただけで死ぬわけじゃあないんだから




玄関の鍵を閉め、探偵社へと徒歩で向かう







　




『おはようございます』


敦「Aちゃん...！」




早速目が死んでいる(元々だが)私に反応したのは敦さんだった




『その様子だと...何かあったのですね？』




敦さんは明らかに焦っていた、私は皆さんが注目するテレビを見て、すぐわかった




七階建ての建物が一夜にして消滅




おまけにそこはポートマフィアのフロント企業が入っていた




確実にこれは...




敦「Aちゃん...実は昨日組合(ギルド)の人たちが来て...」



『状況は把握した、要するに組合に逆らうものは容赦なしってことか？』




私は視線を太宰さんの方へ視線を向けた




あ、居たんだ太宰さん←




でも昨日のヘリはやっぱり探偵社へ向かってるってことで間違いなかったんだ。




谷「やはり寮にも賢治君は居ません...」




谷崎さんは賢治さんの帽子を持っている




その帽子を残していなくなったのか...




太「逆らう探偵社も用済みのマフィアも凡て消す、か」




太宰さんは口許に親指を中てる仕草をしてそう云った。




私も多少のことは知っている。




都市伝説で有名だけど...都市彼らは異能力者を集めて軍系でも手が出せない反社会的組織、




表の顔は色んな企業を買収している凄い会社みたいなものだが




裏の顔は、ポートマフィアと同じ、殺すのを容赦なく躊躇わない




父から聞いた話だとそれくらい、母の居た異能特務課でも手に負えないらしい




国「谷崎、これ以上単独で動くな、敦とAと手を組んで賢治を探せ


太宰は俺と会議室に来い、社長会議だ。敵と接触しても戦わず逃げろ」




戦わない...か




私と敦さんは顔を見合わせて、しっかりそのことを心に留めておいた。

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