人を見た目で判断しないでほしいな！？２ 【文スト】

身長が６５センチ ページ21

中「お前、異性がこんなに近くても顔色一つ変えないな」



いや私も今絶賛心の中で叫んでいるよ？



もうほんと叫びたくてたまらないよ？



今直ぐ心臓が止まって死にそうだよ？



『因みに中也さん』



中「あ？なんだよ」



私は鎖でつながれた手で中也さんの外套を指さす



『その外套に入ってるボイスレコーダーは何ですか？』←



太中「..............」



『黙るな』←



そして何故太宰さんも黙るの？



中也さんは一旦私から数米離れて、背を向けた太宰さんからも



中「...頼まれたんだよ」



『...あのロリコン首領さんですか？』



中「あぁ...ちょっと待て何時首領がロリコンだって気づいた？」



『ふっ、私の頭の回転の速さをなめないでほしいですね』



そう云いながら盗聴器を出す



『中也さんの外套の中に入ってますよ(ニッコリ)』



中「なっ...！」



中也さんは自分の外套のポケットを探る



中「...マジかよ」



中也さんのポッケから出てきたのは...私が仕掛けた盗聴器



私は怪しい笑みを浮かべ、太宰さんにウインクをする



太「君は本当にすごいよ...」



太宰さんは苦笑いする



中「まぁいい...で、本題だ...太宰、手前さっきから妙に怪しいぜ」



中也さんは太宰さんの髪の毛をわしづかみし、距離を縮める



私はその間に手錠の解除へとヘアピンを出す



こういう事は姉から教わった、姉さんも殺しの才能があった



...もういないけどね



ガチャリと外すと、それと同時に地響きが響く



中也さんが太宰さんの鎖を蹴りだけで砕いたんだ



私は思わず目を点にする



壁にはクレーターみたいな跡が残る



中「手前が何企んでるか知らねぇが、これで計画は崩れた


俺と戦え太宰


手前の腹の計画事叩き潰してやる」



太宰さんは当然とでも言うような動作で指を鳴らすと―――



ジャラッ！



太宰さんの手錠が一気に外れた



『...ヘアピン...？』



私は改めて太宰さんを感心する、昨日から行方不明だったのにこうやってマフィアと戦って...



太「君が私の計画を阻止？冗談だろ？」



中「何時でも逃げられたって訳か...


良い展開展開になって来たじゃねぇか！！」



中也さんは太宰さんに襲い掛かり、太宰さんは微動だにしない



こりゃマズい...長く続くパティーンだ



私は二人を制止にかかろうとしたその時



首に白刀が刃を向く



私の動きは何者かによって封じられた



首に白刀が刺さるか刺さらないかの丁度の間



私はゆっくり後ろを振り向いた



『...貴様か』



「よぉさっき振りだなァ...



A」

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