【名探偵コナン】元FBI捜査官、日本で色々大変だってさ【男主】

７２ ページ27

ー





『ッ、触んな！！ーーー……って、あれ、安室さん…？』






バシッと払い除けた手をそのままに、固まった安室さんが目の前に居た






安「すみません…魘されていたようなので…具合はどうですか？」




『あー、うん、ちょっとボーッとするけど平気』






安「そうですか…今お医者さん呼んできますね」









どこかのソファに寝かされてたみたいで、安室さんは見知らぬ女性に声をかけに行った。近くにみんな居たみたいで俺を見て心配そうな顔をする。




それにしても、久しぶりに明美さんの夢を見た気がするなぁ〜。怪我をしたらいつも手当してもらってたんだ…包帯巻くのなんか超下手で、あの頃はいつも笑顔が絶えなかった。







「意識もしっかりしてますし、ただの脳震盪(のうしんとう)でしょう。吐き気や手足の痺れが出たら病院に行ってくださいね」





『はい、ありがとうございます』






医者に診てもらい、大袈裟に包帯まで巻かれたが今のところぶつかった所の腫れが痛いくらいだから問題なさそう。医者が離れるとすぐにみんなが駆け寄ってきてそれぞれ言葉をかけてくれた。





桃「すみませんでした…汗で手が滑っちゃって」




『いえ、大丈夫っすよ〜』




ラケットを飛ばしたこの人は桃園琴音と言った





梅「だから言ったのよ、あんた汗っかきなんだから…」




ショートカットの女性は梅島真知と名乗る。その後すぐに石栗と言う男が「衝撃映像として撮っておけば良かった」とかほざき始めて仲間の高梨って男と揉め始めた。ほんとふざけんなよお前…もうちょっとで子供に当たるところだったんだからな







『(うるせー奴らだな)』





高「冗談が元で瓜生(うりう)は死んだんだからな！」




石「お、怒るなよ…瓜生の誕生日を祝う為にサークルのみんなで集まったんだろ…」



梅「もうこの話は止めましょうよ…」





桃「すみません、みなさん…あ！よかったらお昼、冷やし中華なんですけどみなさんもどうですか？」




毛「おっ、いいですね！食べます！」




安「でもいいんですか？ご馳走になっちゃって」



桃「ええ！怪我のお詫びも兼ねて…すぐに用意しますね！」





石「俺はいいよ！アイスケーキの残りを部屋で食べるから」





梅「そんな物ばかり食べてるから太るのよ！」







大学のサークルの集まりだというメンバーはそれぞれ個別に活動しだし、俺はコナンの横へと移動した

７３→←７１

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す